こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
よく、成功者、特に経営者は決めるのが早い、と言われます。
これは私の経験からしてみても、同意できます。
例えば、レストランでメニューから料理を決めるときも、
5秒くらいで決めてしまいます。
その理由を私なりに解説すると、3つあります。
1つ目の理由は、選んでいる時間は
何のお金も産まないからです。
何のお金も産まないことに
経営者にとって最も大切な「時間」という資源を
投下するわけにはいかないのです。
失敗するなら、さっさと失敗してしまって、
メニューを選ぶノウハウを蓄積した方がいいですよね。
2つ目の理由は、仮説を立てるのが
習慣化されているからです。
経営者がやることは、
1つ1つの意思決定をする際に、仮説を立て、
それを検証していくことです。
つまり、レストランに入った時点で、
料理の値段や内装を見て、ある程度、
味について仮説を立てているのです。
例えば、銀座でレストランに入ったとき、
ランチの価格が1,000円だとしたら
ろくな味の料理が出てこないことが分かります。
家賃も人件費も高い銀座で、ランチが1,000円なら
ろくな食材を使っていないだろう、
という仮説が立てられるからです。
経営者は、家賃や原価率、人件費などを
常に考えているので、メニューや内装を見るだけで
味の仮説が立てられるのです。
3つ目は、お金を損してもいいと考えているからです。
例えば、会社員の方の場合、
いくら働いても、ほとんど給料は上がりません。
そのため、良くも悪くも、
給料の範囲内で生活しようという意識になりやすく、
いかにお金を損せず、節約するかを考えがちです。
しかし、経営者の場合、投資意識があるのです。
良いものにお金を投資すれば、
売上が何倍にもなって返ってくることが
分かっているので、節約したいとは考えません。
少しくらい損をしても、
自分のお金を投資したいと考えているのが
経営者という生き物です。
そのため、料理の選択で仮に失敗して、
いくばくかのお金を失ったとしても、
そんなことは当たり前なのです。
逆に言うと、お金を節約することだけを考えて、
少しも損をしたくないという人は
会社員の方がお勧めですね。
まとめ。
経営者は、レストランに入った時点で
その立地と内装を確認し、値段をざっと見ます。
そして、
「このレストランでは、せいぜい60~70点程度の
料理しか出てこないだろう」
というように仮説を立てます。
最後に、最低でも60点なら、
迷う時間の方がもったいないと考えて、
パッと決めてしまうのです。
もし、あなたがビジネスでお金を稼ぎたいと考えているなら
レストランのメニューを見てから、
5秒以内に決める練習をしてみて下さいね。