こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日の内容は、価値観をゆらがすような
不快な内容だと思うので、何度も読んでみてください。
あやしげな情報商材を売っている人と、
買っている人は、心理学的には「共犯関係」にあります。
※とは言え、誇大広告など、
法律をおかして販売するのは違法であり、
これは問答無用で売っている人が悪いですが。
ここで言いたいのはそういう状況ではありません。
私の言う共犯関係とは、少し状況がちがいます。
「お互いがいないと成立しえない関係」のことを
心理学的な共犯関係だと言いたいのです。
まず、あやしげな情報商材を売っている人は
「楽して儲かる」というファンタジーを売ります。
そして、それを買う人は「一発逆転したい」と
ファンタジーを自分から信じてしまっているのです。
ですから、「お互いがいないと成立しえない関係」、
この状況を共犯関係と言っています。
これは、「夢の国」というファンタジーを買う人がいるから
ディズニーランドが成立するのと同じ関係です。
とは言え、いわゆる情報商材が
ディズニーランドと違うところが1つあります。
売る人が誇大広告という違法行為をしている場合、
前述したとおり、問答無用の悪だということですね。
ですが、売る人が違法行為をしていない場合、
それは私が言うところの共犯関係なのです。
この場合の共犯関係とは、
どちらかが正しいとか悪いとかではなく、
売る人も買う人も両方悪いということです。
さて、こういったことを書くと、
「被害者ではなく、加害者が絶対的に悪い」
と信じている被害者意識が強い人から
私は批判されることがあるのですが……(笑)。
そのメンタルから抜け出さないと
いつまで経ってもビジネスで結果は出ませんね。
売る人の誇大広告ではない場合、
あきらかにファンタジーだと思えるものを
まったく冷静に考えないで、
「もし、販売者のこの話が本当なら、
私は今の状況から一発逆転できるぞ!」
というように「ファンタジーを信じたい」という気持ちで
自分から進んで信じてしまっている人を見ると、
私は複雑な心境になるのです。
自分から進んで信じてしまう人がいる限り、
ファンタジーを売る人はいなくならないだろうな、
と思うわけですね。
その証拠に、「お金を稼げる」というファンタジーは
古今東西どこでも存在していますから。