こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
これはあくまで私の仮説なのですが、
「博愛主義の人はサイコパス性が高いのではないか」
と考えています。
※心理学用語でいうところの「サイコパス」性とは、
犯罪者のような反社会性のことではなく、
「他人に共感しない傾向」のことを指します。
なぜなら、家族などの身内を大切にする人は、
博愛主義になりにくいからです。
たとえば、子供を産んだ女性の体内では
愛情ホルモンとも呼ばれるオキシトシンが
大量に増えることがわかっています。
すると、オキシトシンの影響で子供への愛情が強くなり
泣き叫ぶ赤ちゃんさえも可愛く思えるのです。
ですが、オキシトシンの影響は
こうした微笑ましい作用だけではありません。
オキシトシンは、外部の人間に対して
攻撃的になる作用もあるからです。
いわゆるモンスターペアレントと言うように
子供を可愛がりすぎて幼稚園や学校に
苦情ばかり言う親がいますよね?
そういった行動の一部にもオキシトシンが関係しています。
子供への愛情が強いからこそ、
子供の敵に対しては必要以上に攻撃的になるのです。
このオキシトシンの影響は出産後の母親に顕著ですが、
子供がいない人にも似た傾向は見られます。
つまり、身内への愛情が強くなるほど、
人間は身内以外には冷酷になるのです。
その点、マザー・テレサのような博愛主義の人物は、
全世界に愛情を注ごうとしています。
そうした全世界への愛情があるということは、
逆説的に身内への愛情が薄いのかもしれません。
人間の脳機能やホルモン分泌の観点から考えると、
全世界への愛情と身内への愛情は両立しにくいからです。
むしろサイコパス性(他人に共感しない傾向)があり、
合理的な判断から世界平和を求めたのかもしれません。
実際、マザー・テレサはボランティアをこき使うなど
一部で批判を受けている面もあります。
ですから、イメージとは裏腹に
博愛主義の人は身内への愛が薄くて
サイコパスに近い可能性があるでしょう。
相馬一進