こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
起業や副業をしている方が、
頑張っても収入が増えない理由はいくつかあります。
その1つは、ビジネスモデルが良くない、
ということです。
ビジネスモデルというのは、
簡単な言葉で説明するなら、
「誰に」、「何を」、「どのように」提供するのか、
ということです。
今日は、ものすごくドライな事実を書きますので、
心臓が悪い場合は読まないで下さい。
やっていることはほとんど同じでも、
ビジネスモデルが違うだけで、
利益はまったく変わるのです。
例えば……
自己啓発のセミナーをするよりも、
投資の方法を教えるセミナーをした方が、
10倍くらい利益が出ます。
なぜなら、自己啓発よりも投資のセミナーの方が
参加費が高くなりがちだからです。
同じ理由で、
自己啓発の商品のセールスレターを書くよりも、
投資の商品のセールスレターを書いている
コピーライターの方が年収が高くなりやすいです。
また、
心に傷がある人にカウンセリングをするよりも、
カウンセラーの起業支援ビジネスをした方が
3倍くらい儲かります。
もしかしたら、カウンセラーの
起業支援をしている人の方が、
カウンセリングの腕が悪いかもしれません……
が、収入は高くなるのです。
これは、よく例に出される逸話ですが、
アメリカのゴールドラッシュの時に、
一番お金を稼いだのは、
金を掘り当てた人ではなく、
ツルハシを売っていた人だった、
というのと同じ関係です。
起業支援や集客支援の方が、
その本業よりも儲かる場合は多いのです。
例えば、ごく普通の整体院よりも、
整体院向けの集客コンサルタントの方が
収入が高くなりがちなのは、それが理由です。
アメリカに、ロバート・アレンという人物がいます。
彼は、『ナッシング・ダウン(頭金なし)』といって
お金を使わずに不動産を手に入れる方法を
セミナーや教材などで話しています。
なぜ、彼が不動産投資そのものよりも
不動産投資の方法を教えることに熱心なのかと言えば
それは、その方が儲かるから、ということになります。
こういった例は、いくらでもあり、
例えば、ゴルフ関連ビジネスが
他のスポーツに比べて儲かるのは、
「ゴルフをしている方の年収が高いから」
ですよね。
お金を持っている人向けのビジネスは
いやでも儲かってしまいます。
ビジネスの収益性というのは、頑張り云々の前に、
ビジネスモデルによって何倍~何千倍も変わります。
つまり、頑張りだけでは取り返しがつかないような
何倍~何千倍もの差がついてしまっているのです。
残念ながら、5倍以上の差は、頑張りではカバーできません。
良いビジネスモデルになっていれば、
頑張らなくても結果は出ますし、
ビジネスモデルが良くないならば、
頑張っても結果は出ない、ということです。
もちろん、お金が全てではありません。
お金と引き換えに、楽しさや使命感、愛が
全くないことをするのは、
自分への虐待だと思います。
ただ、どんなに頑張っても結果が出ないと嘆く前に、
ビジネスモデルについて見直すのは
良い機会だと思います。