こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私がセミナーをすると、こんなことを言う参加者がいます。
「私は、実は、あまり成功したくありません。
なぜなら、成功したら不幸になるかもしれないからです」
なるほど……そうですよね。
私もその気持ちはよく分かります。
なぜなら、私も昔、同じようなことを考えていたからです。
しかし、「あること」を知ってからは、
その不安がなくなりました。
その「あること」は、非常に重要なのですが、
普通の自己啓発書には、まず書かれていません。
もちろん、心理学書には書いてあることですが。
その「あること」とは……
「幸せ」に成功する方法、と
「不幸」に成功する方法、の
見極め方です。
その見極め方とは、
「~しなければいけない(must)」とか、
「~してはいけない(must not)」とか、
そういう事をよく言うセミナー講師の話を聞いていると、
あなたは成功しても、しなくても不幸になる、ということです。
これは、心理学では、
ドライバーとか禁止令と言うのですが、
その裏には無価値感があるのです。
例えば、とあるセミナー講師が、
・チャレンジしなければいけない、とか
・結果が出ないときに言い訳をしてはいけない、とか
そういったことをよく言っているのであれば、
そこにそのセミナー講師の無価値感があるのです。
つまり、この場合は
・チャレンジしなければ、私には価値がない、とか
・結果が出なければ、私はダメダメだ、というように、
「ありのままの自分には価値がない」という
無価値感を、そのセミナー講師が持っているのです。
そして、そういうセミナー講師の話を聞き続けると、
だんだんと、あなたの頭の中に
無価値感が埋め込まれていきます。
・「何かをしなければ、私には価値がない」とか
・「何かをしてしまったら、私には価値がない」とか
そういった無価値感があると、
あなたが幸せになるのは無理です。
幸せとは、
・「何をしても、しなくても、私には価値がある」とか、
・「結果を出しても、出さなくても、私には価値がある」とか、
無条件に自分の価値を信じているところにしかないからです。
「~しなければいけない(must)」とか、
「~してはいけない(must not)」とか、
そういった言葉を口癖のように発するセミナー講師がいたら、
その話を聞き続けてしまうと、あなたは成功しても、
しなくても不幸になりますので、気をつけて下さいね。
コメント
初めてコメントさせていただきます。
私は今まで生きてきた中で、「無条件の愛が必要だ」とか「自分自身を愛しなさい」とか聞いてきましたが、「自分自身を愛しなさい」ということは先ず自分自身を愛することができて初めて他人を愛することができるということで納得していたのですが、無条件の愛については「無条件に人を愛することは素晴らしい」と半ば根拠のない形で納得してました。ただ、今までの相馬さんのブログやメルマガでの書き込みからして無条件の愛というのは、自分自身や他人の行動とか考えを制限しないことなのかなと感じました。それが今回の不幸せな成功の条件を絶つことに繋がるんじゃないかと思い、「だから“無条件の愛”が必要なのか!」と納得してました。リーダーシップをとることについてもですが、今回のことについても同様にです。
私も無意識の内に「~しなければ自分には価値がない」とか「どうすればこの人から気に入られるだろうか」とか自らの力を弱めたり、不幸なパターンにはまっていたことがよくあります。現在においては少なくなりましたが、まだ少し兆候があります。
相馬さんのブログでは自己無価値感について頻繁に言っていることがありますが、実際に誰かに教えてもらうか、本とかで知り得ないと不幸せな条件を自らに課してしまうことが多いと今回の書き込みを見て感じました。
そして、恐らくですが、自分自身への無条件の愛が何よりも幸せな成功に欠かせないものじゃないのかと私は思っています。