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良質な情報の3条件


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

先日から「クラゲ人間」についてお伝えしています。

(クラゲが海に流されるように、
情報に流されるだけの情報弱者を
「クラゲ人間」と私が呼んでいるという話でした。)

 

 

前回の記事では、

「クラゲ人間を卒業するためには
いきなりクラゲ人間をやめようとしなくていい」

と書きました。

 

まずは自分がクラゲ人間であると自覚して、
良質な情報に“流される”だけでいいのです。

良質な情報に流されるうちに、
高い視点や思考力が身について
自然とクラゲ人間を卒業できるからです。

 

ただ、こうした話を聞いても、
「どのような情報が『良質』なのかわからない」
と思うかもしれません。

 

そこで今回は、
「良質な情報の3条件」についてお話しします。

 

1.海外の論文や専門書を調べて方向性を示している

2.矛盾した情報の中から本質を見抜いている

3.ストック情報だけでなくフロー情報の解説もしている

あなたの情報収集に役立ててほしいので、
ここで順に解説していきます。

 

1つ目は、「海外の論文や専門書を調べて
方向性を示している情報」です。

 

世の中にはたった1人にしか当てはまらない体験を、
過度に一般化して語っている情報があります。

 

たとえば、以前
「10年以上にわたって果物しか食べていない」
という人がテレビに出演していました。

その人は健康的に生活できているようです。

 

ですが、その情報に流されて
「自分もどんどん果物を食べよう」と考えるのは、
私からすると明らかにヤバい。

なぜなら、果糖を過剰摂取すると肝臓を傷つきますし、
糖質過多で糖尿病のリスクも上がるからです。

 

そのテレビに出演していた方は、たまたま遺伝的に
果物だけで健康を維持できる体質だったのでしょう。

 

その方に悪意はないのでしょうが、
そういった偏った健康法をマネすると
多くの場合は痛い目を見ます。

だからこそ、海外の論文や専門書などに
目を通すように私はしています。

 

なぜなら、多くのサンプルサイズを調査し、
統計的に分析している情報が多いからです。

 

数十万件以上のデータを精査した事例もあり
非常に信頼できるので良質な情報だと言えます。

 

良質な情報の2つ目の条件は、
「矛盾の中から本質を見抜いていること」です。

 

低品質なメディアでは、
物事のある一面だけを紹介しがちです。

 

たとえば、「ワインは身体にいい!」
と紹介している番組がよくあります。

一方、「アルコールは身体に悪い」
とワインを否定している情報もあるでしょう。

 

こうした一面だけの情報を見て、
クラゲ人間はすぐに振り回されてしまいます。

ワインを飲んでみたり避けてみたり、
まさにクラゲのようにフラフラするわけです。

 

だからこそ、こうした矛盾の中から
本質を見抜いている情報を知っておくといい。

 

この例で言えば、

「ワインの中のポリフェノールは少し身体にいいが
アルコールは圧倒的に身体に悪い。
総合的にはアルコールの害のほうが大きい」

というのが本質です。

 

そのため、もし健康へのメリットだけを
私が得たいのだとしたら、
ワインを火にかけて煮沸します(笑)。

 

なぜなら、煮沸すればアルコールが飛びますし、
抗酸化作用のあるポリフェノールは熱に強いため
健康にいい成分だけが残るからです。

 

もちろん、風味が悪くなるので
ワイン好きにとっては本末転倒かもしれませんが。

なにはともあれ、
このように矛盾から本質を見抜いている場合は
良質な情報でしょう。

 

良質な情報である3つ目の条件は、
「ストック情報だけでなく
フロー情報の解説もしていること」です。

 

世の中の情報には、「ストック情報」と
「フロー情報」の2種類があります。

これは、時間軸で見たときの情報の分類です。

 

ストック情報とは、時間が経ってもあまり変わらない
原理原則や辞書的な情報を指します。

フロー情報とは、時間が経つと変わっていく
ニュースなどの時事ネタです。

 

このように聞くと、
「ストック情報のほうが本質的で大事そうだ」と
あなたは感じるかもしれません。

 

ですが、実際はフロー情報も大切です。

なぜなら、フロー情報を知らないと
時代に取り残されていくからです。

 

たとえば、投資に関してはフロー情報がないと
何も意思決定ができません。

 

買う株の銘柄、投資額、売買のタイミングなどは
すべてフロー情報ですよね?

世の中の流れや、最新の決算書などを見ないと
投資していいかはわかりません。

 

本質や原理原則も大切ですが、
時事ネタも知らないと投資に失敗するのです。

 

これは投資に限らず、
ビジネスや健康の情報にも同じことが言えます。

結局、ストック情報とフロー情報は
どちらも知っておく必要があるわけです。

 

さて、長くなりましたが
これらの3つが良質な情報の条件です。

1.海外の論文や専門書を調べて方向性を示している

2.矛盾した情報の中から本質を見抜いている

3.ストック情報だけでなくフロー情報の解説もしている

 

クラゲ人間を卒業したい場合は、
今回の3つの情報を収集し続けてください。

 

とはいえ……。

実際にこの3つの情報を追い続けると
おそらく毎日何時間もかかると思います。

私は情報処理が得意なほうですが、
それでも毎日4時間程度は
最新情報のインプットにかかっているからです。

 

ですから、他のビジネスをしながら
良質な情報を追い続けるのはかなり難しいでしょう。

 

だからこそ、私はこの3条件に合う情報を
選んでお届けするサービスをしているのです。

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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