こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
これはあくまで私の偏見なので
他人に押し付けるつもりは毛頭ないのですが、
今日は「会社のロゴ」についての話です。
結論から言えば、社名のイニシャルを
会社のロゴとしてデザインに落とし込んでいるのって
少しダサいなと感じています(笑)。
たとえば、自動車のホンダ(本田技研工業)は
社名をローマ字にしたときの頭文字である「H」の字が
ロゴのデザインに落とし込まれています。
あるいは、同じく自動車の日産だと
「NISSAN」とロゴの中に書かれてしまっています。
こういうロゴって、私の美醜感覚だとダサく見えるのです。
※あ、誤解しないでほしいのですが、
これらの会社とか車とか社員がダサいと言いたいわけではなく、
ロゴがダサいと感じるのです。
なぜなら、そのロゴ単独で込められた意味がないから。
「とりあえず、ロゴには社名を入れればいいかな」という、
デザインした人の安直で短絡的な思考を感じるからです。
つまり、こういったイニシャルのロゴは
単なる「記号」としての意味しか持たないのです。
逆に、私が美しく感じるロゴとしては
iPhoneなどで有名なアップル社のロゴで、
「かじられたリンゴ」がモチーフですよね。
AppleのAの字をデザインに落とし込んだものではありません。
もともと、アップルという社名は
創業者のスティーブ・ジョブズがつけたもので、
彼が菜食主義者だったことに基づいています。
つまり、アップルはロゴ単独に「意味」が含まれているのです。
また、自動車のメルセデス・ベンツのロゴは
イニシャルのMとかBをデザインに落とし込んだものではなく、
有名なスリーポインテッド・スターですよね。
星が指し示す3箇所は、「陸・海・空」を示し、
それぞれの頂点に立つことを示しています。
ベンツも、ロゴに「意味」が込められているのです。
「記号」としてのロゴはダサく、
「意味」としてのロゴは美しい。
同様の理由で、たとえそれがハイブランドであっても
私からするとダサく感じるロゴも多いです。
(製品そのものは良いとは理解していますが、)
ルイ・ヴィトンのLVや、グッチの2つ重ねたGなどは
単なる「記号」のロゴなので私は好きになれないです。
逆に、祖業に関連する馬車が描かれているエルメスなどは
意味を持っているので私からすると美しく感じますね。