こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日、
「親との和解の3ステップ」について書きました。
ただ、DVを受けて育った人が
先日の3ステップでメンタル改善ができるかというと
あともう一声、足りません。
メンタル改善のためにやった方がいい活動は、
細かく言えば色々とありますが、
今回はその中でも重要なポイントを2つ紹介します。
1つは目、「自分が理想の親(人間)として生きる」
ということです。
機能不全家族で育った人は、
親からの過保護・過干渉を受け、
傷つきながら成長しています。
そのため、大人になったときに、
自分も親と似たコミュニケーションをして、
他人を傷つけてしまいがちです。
なぜなら、自分にとって当たり前の人間関係が
他人を傷つけるスタイルだったからです。
しかし、他人を傷つけても自分は回復しませんし、
人間関係が悪化して、さらに深く傷つきます。
だからこそ、自分自身が理想的な態度で
他人と接していくのが重要です。
自分が理想的な態度で人を助けると、
まるで過去の自分を助けている感覚になり、
メンタル改善が進みます。
たとえば、子供やペットに愛情を注ぐことで、
幼い頃の自分を育て直している感覚にもなるでしょう。
私の場合、「お金の心理学」の参加者と関わることで、
失われていた父性や母性を回復したり、
メンタル改善につながったりしています。
参加者に関わりながら、心理学用語で言う
「アンフィニッシュドビジネス(未完了の問題)」を、
完了させているのです。
2つ目は、「成熟した父性や母性をもった
メンター的な人(または年上の人)と付き合う」
ということです。
ここでいうメンターとは、
会社によくあるメンター制度のことではなく、
人生の助言者・指導者のことを指します。
メンタルが不安定な親に育てられた人は、
ほとんどの場合、健全な父性や母性を
そもそも理解できていません。
「父性と言えば攻撃すること」
「母性と言えば依存させること」
などと、勘違いしてしまっているのです。
その勘違いを修正するには、
成熟した人と交流する必要があります。
理想的な父性や母性に触れることで、
「自分が子供のときにほしかったのは、
この感情なんだなあ」と再確認するわけですね。
私の場合も、とある心理学の先生との
交流がきっかけで、健全な父性を実感できました。
その出会いがなければ、
まだ何年もナヨナヨとしていたかもしれません。
以上が、今回お伝えしたかったポイントです。
先日お伝えした内容を合わせて、
ぜひ、取り組んでみてください。
また、ご両親がご存命でなかったり、
何かの事情で和解が困難だったりする場合は、
今回の内容だけでもいいでしょう。
簡単にできることではありませんが、
本当に人生が変わっていきます。