こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は常に、複数の先生から同時に学ぶようにしています。
私たちはみな、思考の盲点を持っていますが
複数の先生の視点をとり入れることで、
その思考の盲点を消せるからです。
しかし、このやり方を情報弱者は極端に嫌います。
複数の先生から同時に学ぶと、
正反対のアドバイスをされることがあるので
「何をしていいか分からなくなる」というのです。
はぁ……。
こういう話をされると、私はどっと疲れます。
「その正反対のアドバイスを受けることで、
思考の盲点を外せて、自分の視点を上げられるのに、
なぜみずから情報弱者になろうとするのか!」と思うのです。
哲学者ヘーゲルの弁証法を例に出すまでもなく
正反対のアドバイスを受けたときが
もっとも本質に近づきやすいタイミングだからです。
例をあげましょう。
たとえば、私と他のセミナー講師が言っていることが
正反対に感じられることがあったとします。
その場合、考えられる可能性は4つあります。
1.私が情報弱者か、
2.その講師が情報弱者か、
3.あなたが情報弱者か、
4.上記1~3の複数の組み合わせである。
基本的に、本質というのは1つですので、
もしあなたが情報弱者ではないとしたら、
私とその講師のどちらかが間違っていることになります。
もし、私とその講師のどちらも正しいとしたら、
あなたが情報弱者だったというパターンですね。
つまり、あなたの視点が低くて
本質に気づけていないのです。
たとえば、この業種においては正解だけれども、
あの業種においては不正解だというように、
細かな区別がついていないケースです。
情報弱者ほど、ケース分けして考えるのが苦手で、
「過度な一般化」をする傾向にありますから、
こうした落とし穴にはまってしまうのです。
もしケース分けしても本質にたどり着けない場合は、
対立している両者の意図や前提に注意すれば、
本質に至る確率が高くなるでしょう。
今日のまとめ。
もしあなたが、複数の先生が言っていることが
正反対に聞こえることがよくあるなら、
あなたが情報弱者である可能性が高いです。
また、こんなことを言うセミナー講師もいますね。
「色々な先生から同時に学ぶと混乱するから
先生は1人に選んだ方がいい」
こんなことを言っているセミナー講師は
その本人が典型的な情報弱者なため、
そういう愚か者からは避けるのがいいでしょう。
そういう人から学べば学ぶほど、
あなたは情報弱者になりますから。