こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私の講座に申し込む前に、
こんな質問をしてくるお客さんがたまにいます。
「私はパソコンが苦手なのですが、
相馬さんの講座についていけるでしょうか?」
私はこの質問は的を射ていないと感じます。
なぜならパソコンが苦手かどうかよりも、
もっと重要な問題がそこにはあるからです。
これはあくまでも私見ですが、
パソコンが苦手と言ってる人の多くは
論理思考の力がほとんどないのです。
つまり、感覚的・非論理的な人は
パソコンを満足に使いこなせないのです。
なぜならパソコンは、OSにせよソフトウェアにせよ、
プログラムという論理によって動いているからです。
プログラムの世界では感覚的なものは何一つありません。
「こういった時にはこう動く」というように
あまねく動きが論理で制御されています。
ですので、「論理的だけれどもパソコンが使えない」
という人に、私は会ったことがありません。
ゆえに、論理的な人はこう言うのです。
「別にパソコンなんて、誰かから習うものではないでしょ。
普通に操作するだけで思うとおりに動いてくれるじゃん。
なんでパソコンが使えないのか意味がわからないよ。」
彼ら・彼女らは、感覚的な人を傷つけるために
このように言っているのではなく、
本心からそう思って言っているのです。
さて、おそらくですが、パソコンが苦手な人の場合、
日常的に論理思考をし続けていないのでしょう。
論理を飛躍させたり、循環させたりする思考プロセスで
物事を考えているはずです。
そうでなければ、パソコンが使えないはずがないのです。
こういった人は、パソコン教室にどんなに行っても
おそらくパソコンがうまく使えるようにならないでしょう。
完全に時間とお金の無駄ですね。
あと、
「私は高齢者で、パソコンが不慣れなのですが、
こんな私でもついていけますか?」
といったお声を講座の受講前にいただくこともあります。
これに対する回答も、前述したものとほぼ同じです。
とどのつまり、あなたが高齢者であろうとなかろうと
論理思考が得意なのであれば
慣れればすぐにパソコンが使えるはずです。
しかし、あなたが高齢者であろうとなかろうと
論理思考が苦手なのであれば
慣れたところでパソコンは苦手なままでしょう。
事実、私の講座でも60歳を超えていて
パソコンをそつなく使っていらっしゃるかたがいます。
そういった人は論理思考によって、
パソコンを掌(つかさど)っているのです。
ですので、一番最初の質問に話を戻すと、
「私は論理思考が苦手なのですが、
相馬さんの講座についていけるでしょうか?」
という質問のほうが、質の高い質問ですね。
ちなみに、この質問の答えはイエスです。