こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は、日頃から
「自分の個性を活かして生きてほしい」
と言っています。
すると、次のように言う人がいます。
「私には個性がないので、
個性を活かすことはできそうにありません。
個性がある人がうらやましいです」
こういった人が、
見落としてしまっていることがあります。
それは、「無個性も個性だ」ということです。
「自分は個性がない」という人は、
基本的に控えめなタイプでしょう。
正確に言えば、個性が
“100%ないわけではない”、と思いますが、
あまりキャラの濃くない人だと言えます。
そういった人は、自分が無個性であることに、
劣等感を持っているケースが多くあります。
しかし、その必要は全くありません。
なぜなら、無個性は強みになるからです。
一例をあげると、プロモーターなど
他人の販売支援をする仕事の場合、
無個性な人の方が、売上を出せることがあります。
どうしてかと言うと、自分のキャラを出さない方が
販売者の世界観を守ることができるからです。
たとえば、優しい女性のカウンセラーの
プロモーションを手伝う場合は、
「優しく女性的な世界観」を守る必要があります。
もし、プロモーターが「厳しさ」や「戦い」といった
男性性の強い世界観を混ぜると、
販売者の世界観が台無しになってしまうのです。
つまり、個性を出さないことが
求められるビジネスだと言えるでしょう。
このように無個性な人は、
自然体で他人を立てられるという
強みを持っているのです。
逆に、私のような個性が強いタイプの場合、
他人の販売を手伝っているのに、
ついつい我が出てしまうことがあります。
実際、私は駆け出しの頃に、お客さんから、
「相馬さんの話ばかりしないでください」
と、苦情を言われた経験がありました(苦笑)。
当時も「自分を出さない方がいい」
という知識はあったのですが、
どうしても我が出てしまう部分があったのです。
その点、無個性な人は、
他の人の世界観を守ることができます。
プロモーター以外にも、SEO業者や編集者など、
無個性であることが強みになるビジネスは
世の中に数多くあります。
ぜひ「無個性という個性」を活かしてほしいですね。