こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
これは、多くの自己啓発セミナーでは
語られることがない真実なのですが、
「目標設定をする前に自己否定を発見する」
ことはとても大切です。
なぜなら、自己肯定感が低い人の場合、
自分の欠点を克服するために目標設定をするからです。
つまり、こういうことです。
英語が話せない自分が嫌いな人は、
「TOEIC900点を取る」といった目標設定をします。
収入が低い自分が嫌いな人は、
「月収200万円になる」といった目標設定をします。
頭が悪い自分が嫌いな人は、
「MENSAに入る」といった目標設定をします(笑)。
欠点を克服しようという努力は
言ってみれば自分をいじめているのと同じで
努力の方向性が間違っているのです。
正しい努力の方向性は、自分の欠点を受容し
「ああ、自分ってこういう存在なんだな」
と良い意味であきらめることです。
「目標設定をする前に自己否定を発見する」
ということをしないと、自己否定が強い人ほど
自分の欠点を克服するための目標を立ててしまうのです。
誤解しないで欲しいのですが、「TOEIC900点を取る」
「月収200万円になる」「MENSAに入る」といった
目標が悪いと言っているのではありません。
目標そのものには、良いも悪いもないからです。
しかし、その目標を立てるときの意図や目的には
良いか悪いかはあります。
欠点を克服する意図や目的なら悪であり、
欠点を受容する意図や目的なら善です。