こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
コツコツと行動が続けられない人に
ありがちな傾向があります。
それは、自分が感じている不満から、
目を逸らしていることです。
つまり、嫌な感情に目を向けずに
我慢しながら行動をするのです。
しかし、いずれ必ず苦しくなるので、
途中で行動が止まってしまいます。
たとえばビジネスで、自分の商品を
ネットで販売しようとしたときに
「売りたくないな」という感覚が出たとしましょう。
このときに、行動できなくなる人は、
次のようなことを頭の中で考えるのです。
「いや、仕事なんだから売るべきだ。
早く販売しないと収入が落ちるし、
情熱のある部分もあるから、まあ頑張ろう」
上記のように、無理矢理に、
自分自身を奮い立たせるわけですね。
しかし、奮い立たせたところで、
自分が感じた不満点が、消えることはありません。
そのため、苦しさやいらだちは、
日に日に溜まっていき、心を傷つけます。
そして、あるときポキっと折れてしまう。
結果、無気力になって行動が停止するのです。
こうなると、うつ状態になって、
ビジネス以外も、何もしたくなくなる人もいます。
では、このように折れてしまわないためには、
何をすればいいのか?
それは、不満の言語化です。
不満点を、ハッキリと言葉にして、
紙に書き出してみてください。
たとえば、前述の「商品を売りたくない」
という例であれば、次のような不満が
出てくるかも知れません。
・同業者のマネをして、販売ページを書いたが、
煽っている感じがして、違和感がある
・今のままの売り方をしたら、
自分が嫌いな人が購入してしまう気がする
・かといって自己流で販売ページを書いたら
売れなくなってしまうだろう
・自分らしい商品にしたいが、稼げなくなるのも嫌だ
このように不満を言語化すると、
まずは頭の中が、すっきりと整理されます。
それだけでも、かなりメンタルが落ち着きますね。
さらに、今の自分の課題が、
具体的になるというメリットもあります。
上記の例であれば、
「自分らしさを出しつつ、好ましいお客さんが
購入してくれる、上質な販売ページを作ること」
が、今の課題となるでしょう。
この場合は、本質的なセールスコピーライティングを
学ぶなどすれば、不満は解決できますよね。
あとは、現状をコツコツ改善していけば、
ストレスなくビジネスを続けて
お客さんにも喜んでもらえるわけです。
このように、不満を言語化するのは、
非常に大切なことだと言えます。
にもかかわらず、行動できなくなる人は、
不満を言語化せずに、ムダな我慢をしてしまう。
おそらく、不満を見て見ぬふりする理由は、
「解決困難な課題が見つかったら、どうしよう」
と、不安に感じるからでしょう。
だから、臭いものにフタをするように、
何も課題を見ないようにしている。
ただ、不満から目をそらしたところで、
課題が消えることはありません。
ですから、「何が不満なのだろう?」と自問して、
想いを素直に言葉にした方が、ずっと楽になるのです。
それに、どんな課題が出てきたとしても、
あなたと同じような悩みを乗り越えた先人たちが、
きっと力を貸してくれるはずです。
あなたが感じている不満は、何ですか?