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アイデアの熟成期間

ビジネス

2020年2月28日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

起業家の中には、新商品の開発を
やたらと急ぐ人が多くいます。

 

 

私は「マンボウ病」と呼んでいるのですが、
マンボウが大量の卵を産むかのように、
次から次へとサービスを出そうとするのです。

 

たとえば、セミナービジネスであれば、
2、3か月おきに新しい講座を作ろうとする。

そして、終わった直後に
「また次回のコンセプトを考えなければ」
と、あせりはじめるのです。

 

そういった方を見ていて私が思うのは、
「もっとアイデアを熟成させたらどうか?」
ということです。

 

無理やり商品を乱発したところで、
大した売上にはなりません。

 

発売直後は売れるでしょうが、数週間もすると
誰も買わない不良在庫同然になるだけです。

すると自転車操業状態で、延々と新商品を
リリースし続ける日々になります。

 

新商品をつくるプロセスは、
ビジネスの中でも手間がかかる部分ですから、
何年経っても、時間に追われる人生になるでしょう。

 

一方、アイデアを熟成させて、ロングセラー商品を
開発できたら、ビジネスは大きく変わります。

何年間も同じ商品を売り続ければいいので、
どんどん楽になっていくのです。

 

さらに、商品を売りながら販促物を改良できるため、
成約率が上がり、売上も伸びていきます。

 

私自身、商品開発のときは、
ぼんやりと内容を考えつつ、数か月以上は、
アイデアを熟成させることが大半です。

 

その間、とくにあせることはありません。

 

商品開発に時間がかかるのは、
当然だと捉えているためです。

 

そうして、熟成させたアイデアをもとに、
年に1つ新商品を出す程度のペースです。

 

このやり方でも売上は伸びており、
商品の種類にもよりますが、
発売直後よりも、現在の方が売れているくらいです。

 

このように、あせって粗悪な商品を乱発するよりも、
1つのアイデアを熟成させた方が、
生涯年収が数千万円単位で増えます。

 

時間がかかるのは、当たり前だと思って、
ぜひ長期視点で商品開発をしてみてください。

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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