こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日お会いした、店舗ビジネスを地方でしている経営者に、
私はこんな質問をしました。
「あなたの地域で、一番儲かっている同業他社って、
月商でどれくらいですか?」
すると、その人はこう答えました。
「月商で100万円くらいですね」と。
これはまずい。
私がその時に思ったのは、
このくらいの月商だと、どんなに頑張っても
その業種で稼ぐのはむずかしいだろうな、ということ。
なぜなら、月収で100万円ではなく、月商で100万円だからです。
月商100万円ぽっちだと、原価などを差し引くと
利益なんてあまり残らないですよね。
一番儲かっている会社でそれだと、
仮にその人が業界で二番手になれたとしても
利益がほぼ出ないはずです。
では、どうすればいいのか?
そこで、私が提案をしたのは
「その業種に絞り込むのはやめましょう」
とうことです。
商圏が広い業種(たとえばインターネットで
完結するビジネス)であれば
絞り込んでも利益が出ることでしょう。
しかし、商圏が狭い地域ビジネスで
業種を絞り込んでしまうのは最悪です。
絞り込むことによって潜在顧客層の数も減るので
売上も下がってしまうからです。
地域ビジネスの場合、ポジショニングという
屏風(びょうぶ)はできるだけ広げた方がいいのです。
それでようやく、食べていけるかどうか、
といったところでしょう。
似たようなことを過去に記事に書いたので、
こちらも併せて読んでみてください。
ご参考:とにかく絞り込め?