こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「ビジネスで、どうやって良いアイデアを
発想すればいいんですか?」
私はたまに、こういった質問を受けることがあります。
私は、こういった質問を受けると
「この人は勉強不足だな」と感じます。
その理由は、アイディアの発想法なんて
ほとんど決まりきったパターンしかなくて、
大別するとせいぜい10種類くらいしかないからです。
つまり、10種類さえ覚えてしまえば、
それ以外は事例がちがうだけで同じことです。
それで、アイデアの発想法について
とくにわかりやすいのはこの2冊でしょうか。
『アイデア発想法16 どんなとき、どの方法を使うか』
矢野経済研究所 未来企画室 (著)
『アイデアのつくり方』
ジェームス W.ヤング (著)
どちらも非常に薄い本です。
しかし、それこそがアイディアの発想法なんて
大別するとパターンが少ないことの証明です。
まあ、アイデアの発想法なんて、
1〜2ページもあれば説明できてしまうので、
どうしても薄くなりがちなのですが(笑)。
無論、この2冊以外にも
アイディアの発想法の本はあまたありますが、
それはこの2冊の内容の応用に過ぎません。
または、どういう状況になったら
アイデアを発想しやすくなるのかという
メタ知識を紹介している本です。
たとえば、仕事から離れてリラックスすると、
アイデアが発想しやすくなる、とか。
ブレインストーミングをするよりも
1人で考えるほうがアイデア出しがはかどる、とか。
「私はクリエイティブな人間だ」
というセルフイメージを持つと
アイデアを発想しやすくなる、とか。
どんな音楽であろうと、音楽を聞いてしまったら
アイデアを発想しにくくなる、とか。
そんな感じですね。
ゆえに、私はアイデアの発想法が、
ビジネス書のジャンルのなかでは一番退屈に感じます。