こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
色々なセミナー講師を私が見ていて、
「この人、もったいないなぁ」と感じる人がいます。
それは、自分が誰から学んだのかを隠す人、
つまり、自分の師匠が誰なのかを公開しない人ですね。
その理由は、私が予想するに、
「自分は誰からも影響を受けていない、突然変異的な存在だ」
というイメージをお客さんに与えたいとか、
「私はこっそりと師匠を越えたい」とか、
そういったくだらない幼稚な自己愛なのでしょう。
自分の師匠を公開するメリットはいくつもありますが、
その1つは、参加者が結果を出してくれやすくなることです。
駆け出しの頃のセミナー講師は、特に影響力がありません。
参加者の多くが「このセミナー講師の言うことを聞いて、
本当に結果が出るのかなぁ?」といぶかしむからです。
その時に、自分の師匠の名前を公開すると、
師匠の影響力を間接的に借りられるので、
参加者が言うことを信じて行動してくれるのです。
つまり、自分の師匠の名前を公開する人ほど
参加者が結果を出してくれやすいのです。
他のメリットとしては、師匠にかわいがってもらえることです。
世の中には、師匠のコンテンツ(話の内容)を勝手に盗用して
まるで自分のコンテンツであるかのように
話しているセミナー講師もいますよね。
そういったバカは、師匠にかわいがってもらえるどころか
「こいつは目ざわりだ」と思われて、
足を引っ張られるのです。
フォトリーディングやマインドマップなどの海外の理論を
日本に広めている神田昌典さんという経営コンサルタントは
自分の師匠をちゃんと“立てて”います。
その結果、師匠からずっとかわいがってもらえて
師匠がコンテンツをアップデートした時に
それをいち早く教えてもらっているのです。
神田さんは、このように言っていました。
「自分の師匠をちゃんと“立てた”ことには、
どんな大金を払っても買えない、大きなメリットがあった」と。
自分の師匠が誰かを公開しない、ということは、
こういったメリットを失っているのです。