こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
たまに情報リテラシーが低い健康オタクが、
やたらと食品添加物を避けていることがあります。
それが極めて愚かなことは、以前書いたとおりです。
ご参考:食べ物の安全性
ご存知のとおり、日本で認可されている食品添加物って、
そこまでリスクが高いものはありません。
ゆえに、過敏に避ける必要はないのです。
逆に、食品添加物が不使用な食品だからといって
体に良いわけではありません。
先日、スーパーに行ったら、「食品添加物が不使用」の
ポテトチップスを売っていました。
情報リテラシーが低い人はこういうものを
買ってしまうわけですが、お金の無駄ですね。
食品添加物を使用していようと、いまいと、
ポテトチップスの時点でただの毒です。
ジャガイモのビタミンなどの微量栄養素は
油で揚げる際に壊れてしまっているはずだからです。
1カロリーあたりの微量栄養素を計算してみると
かなりゼロに近いのではないでしょうか。
つまり、ポテトチップスを選んだ時点で、
体に良いものなんてないのです。
体に良いものは1カロリーあたりの微量栄養素の数字が
基本的には大きくなります。
また、食品添加物の中でも、調味料(アミノ酸)を
やたら問題視している人がいます。
これって、何が問題なのでしょうか?(笑)
アミノ酸は昆布やトマトなどの自然の旨味成分ですが、
なぜ避けなければいけないのでしょうか?
結局、「人工的なものは危険、自然のものが安全」という
過度な一般化をしているわけです。
脳ミソがお花畑な考え方で、おめでたいですよね。
こういう人は、自然毒であるボツリヌスでも
安全だと言って口に入れるというのでしょうか。
これと同様に、遺伝子組み換え食品を怖がったり、
オーガニック食材を探し求めたりするのも
情報リテラシーが低い証拠です。
これらの話は、いずれまた。