こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前、私のクライアントの起業家と話をしていて
盛り上がった話があります。
それは、私も、そのクライアントも2人とも、
起業当初にコーチングをしていたということ。
そして、2人がコーチをやめた理由が、
「コーチングが感情労働(※)だったから」でした。
※感情労働というのは、お客さんの感情によりそって、
自分の感情をコントロールしなければいけない仕事です。
肉体労働や頭脳労働ともちがう労働で、
自分の作る感情がサービスの良し悪しを決めます。
有名な例は、旅客機の客室乗務員ですね。
たとえ自分がどんなに疲れていても
お客さんにはニコニコと微笑まなければいけません。
客室乗務員の他にも、看護師や介護士、カウンセラー、
コールセンター、苦情処理担当、接客係、受付係など、
感情を作らないとサービスがなりたたない仕事は感情労働です。
それで、感情労働をしたことがある人は分かると思いますが、
私もコーチングを朝から晩まで何回もした日の夜は
精神的な疲れがドッときたのです。
そのため、
「このままコーチを続けたら、燃え尽き症候群になるか、
メンタルヘルスになるな……」
と思って、私も前述のクライアントも2人とも
コーチを辞めたのです。
そのクライアントは少し無愛想な人ですし、
私にいたっては無愛想を通り越して冷淡なので、
感情労働ははなから無理だったのです(笑)。
今でもコーチングをするときはありますが、
あまりにも長い時間やってしまうと
すぐに気疲れしてしまいますね。
ちなみに、私はコンサルティングをするときに、
クライアントからは
「相馬さんはぶっきらぼうで無表情」
とよく言われます(笑)。
それは、意図してやっていて、
感情労働で気疲れしないようにしているのです。
よく言われるように、感情労働はわりと賃金が低く、
アルバイトなどに押し付けられる傾向にあります。
なぜなら、頭脳労働できないほど頭が悪く、
かと言って肉体労働できないほど体力がない人に
割り当てられることが多いからです。
そのため、お客さんの感情によりそうことが
好きでもない限り、あまりオススメできないですね。