こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「相馬さんは、脳トレはしていますか?」
という質問が来たので、心理学に関係がないですが、
答えたいと思います(笑)。
(どちらかというと、心理学ではなくて、脳科学ですね。)
結論から言うと、脳トレはしていません。
脳科学の観点からすると、
脳トレは、脳が「活性化」はするけれども、
ほとんど「変化」しないだろうと考えているからです。
脳科学では、一時的な「活性化」と
恒常的な「変化」は別だからです。
確かに、脳トレをすれば
脳は刺激され、一時的に「活性化」するでしょう。
しかし、一時的に脳が「活性化」したとしても
その後、恒常的に脳が「変化」するとは限りません。
ちなみに、脳トレなどをしても
ほとんど「変化」がないだろう、というのが、
東大の脳科学者の池谷裕二先生の意見です。
ここが、脳トレと筋トレで違うところです。
筋トレをすると、筋肉にも刺激がありますし、
その後に筋肉が「変化」して、太くなりますよね。
一方で脳トレは、一時的な刺激こそあるものの、
その後に脳が恒常的に「変化」するとは限らない、
ということです。
たぶん、脳トレの狂信者というのは、
脳が一時的に「活性化」すれば、
脳トレ後も恒常的に「変化」すると思い込んでいるのでしょう。
つまり、とんでもない論理の飛躍に気づかない、
情報弱者なのでしょう。