こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
人生が変わらない人がよく口にする言葉に、
「あなた(の言動)に傷つけられた!」
というものがあります。
たとえば、職場で同僚から
「あなたの仕事って、ミスが多いですね」
と言われたときに「傷つけられた!」と言って、
怒りをあらわにするのです。
もっとひどいと、「謝れ!」というように、
謝罪を要求する場合さえあります。
覚えておいてほしいのですが、
ほとんどの場合において、
傷つけているのは他人ではありません。
自分で自分の心を傷つけているのです。
たしかに、「あなたは、バカですね」という
人間そのものへの批判、つまり人格攻撃をされた場合は、
相手に心を傷つけられているのです。
ですから、このときだけは、
「傷つけられた!」と考えても問題ないのです。
ですが、あなたの仕事や立場、成果、意見を
批判されたとしても、それはあなたの人間性を
批判されたわけではないのです。
※このことは、以前も書いたとおりです。
情報弱者ほど、自分の仕事や立場、成果、意見と
自分自身の価値をリンクさせてしまいます。
ご参考:建設的な批判 vs. 人格批判
では、「あなたの仕事って、ミスが多いですね」と言われた際に、
なぜ「傷つけられた!」と感じるか分かりますか?
質問を変えると、自分の仕事や立場、成果、意見を
批判されたときに、まるで人格攻撃を受けたように
感じてしまう原因が分かりますか?
さらに表現を変えると、実際は人格攻撃でないのに、
なぜ自分で自分のことを傷つけてしまうのか、
その原因がわかりますか?
この原因にちゃんと気づいていて、
かつステップ・バイ・ステップの改善策を知らないと、
人生を変えることは不可能です。