こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
昨日は、「肩書と同化する人びと」について書きましたが、今日は、その続きで「意見と同化する人びと」について。
例えば、私は以前、ポジティブ思考を批判しました。
ご参考:これは必読書!!!
この中で、私はこんなことを書きました(引用しました)。
「ポジティブ思考はウソである」
「コーチングに効果があることを示す
体系的な研究はほとんどない」
「多くの一般的な自己啓発のプログラムや手法は
科学的に実証されていない」
しかし、上記のようなことを書くと、
下記のような人たちから批判されます。
・ポジティブ思考を信じている人
・多額のお金をかけて、コーチングを習った人
・自己啓発を教えているセミナー講師
これは、自分の意見が、自分と同化しているので、
自分の意見が批判されると、
自分自身が批判されているように感じるためです。
当たり前ですが、自分の意見が批判されたとしても、
自分自身が批判されたわけではありません。
しかし、セルフイメージが低い人ほど、
そうは受け止められないのです。
すると、彼らの中で、とくにセルフイメージが低い人たちが
私に対して怒って、攻撃してくるのです。
やれやれ(笑)。
データ、ファクト、数字で考えれば、
明らかなことであったとしても、
議論の場に来てくれないのです。
それよりも、自分のサル山が失われたことへの
怒りや悲しみが先走ってしまって、
私を攻撃することに必死になるからです。
こういう光景って、本人以外の、
第三者から見たらかなり滑稽なのですが、
本人は、怒りでそれどころではないわけですね。
私自身、不要な怒りは買いたくありません。
とは言え、それ以上に、私は読者を
正しい方向に導きたいという思いが強いです。
業界の健全化のために、読者に公開した方がいい
データ、ファクト、数字などがあれば、
たとえ、セルフイメージが低い人の怒りを買ったとしても
公開していくべきだと信じているのです。
私は、合理主義者ですが、実利主義者ではありません。
自分に利がなくても、怒りを買ったとしても、
批判されたとしても、正しい方向に導くこと、
それがリーダーの役目だからです。