こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「相馬さんって、よくも毎日、
メールを書き続けられますね」ということを言われます。
この理由は簡単で、私がかなり手を抜いて
ライトな文章を書いているから、です(笑)。
仮に、私が毎日100%本気で
ヘビーなメールを書かないといけないとしたら、
とても毎日は継続できないでしょう。
感覚的には、毎日30%くらいの力で書いていて、
だからこそ毎日続けられるんですね。
私が100%本気で書くのは、新商品を公開するときや、
「ビジネス心理学」の記事くらいです。
それで、ここまでが自己啓発の話で、
ここからがマーケティングの話なのですが、
これは読者の側からしても重要なのです。
読者も、文章がライトだから毎日読み続けられる。
たとえば、私が飲食店にコンサルティングをするときは、
その店の料理の「胃もたれ具合」と客単価の2点から、
商圏とリピート率を考えてマーケティングします。
たとえば、胃もたれするような
ヘビーなフランス料理のフルコースは
客単価がかなり高いですよね。
こういうヘビーなフランス料理のお店の場合、
商圏を広くし、「年間数回来てくれればいいや」という感覚で
リピート率を設定してマーケティングします。
さすがに、胃もたれするようなフルコースを
毎日食べてくれるお客さんなんていないからです(笑)。
フルコースとは対象的に、近所の定食屋って、
胃もたれもしなければ、客単価も安い、
ライトな焼き魚定食とかを出しているじゃないですか。
ですから、定食屋の場合は商圏を狭くして、
その代わりに毎日通ってもらうことを考えて
マーケティングをするのです。
焼き魚定食ならライトなので、
お客さんは毎日食べ続けられるからです。
文章もこれとまったく同じです。
100%本気で書いたヘビーな文章というのは、
毎日読み続けると「胃もたれ」してしまうので、
読み続けるのがつらくなります。
手抜きをして、30%くらいの力で書いた
ライトな文章であれば「胃もたれ」しないので、
読者は読み続けてくれます。
たまにのものはヘビーにして、
毎日のものはライトにする。
これはマーケティングの原理原則です。
つまり、私の日刊のメールマガジンは
ライトな焼き魚定食を目指しているのです。