こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私はよく、マーケティングのコンサルティング会社の
社員の人と話す機会があります。
彼らはとても優秀で、非常に頭がよく、
本当にすばらしい提案をしてくれます。
でも、同時にこう思います。
「彼らはきっと、起業をして、
絶望を感じたことがないんだろうな」と。
なぜなら、言葉に重みがないからです。
起業家なら分かって頂けると思いますが、
起業では自分では乗り越えられないような
「絶望」と出くわすことがあるのです。
たとえば、こんな絶望です。
本当にお金がなくなって、飲み会にも行けず、
「こんな自分を見せたくない」と誰とも会いたくなくなり、
吐き気がするほどの孤独を感じること。
集客しても集客してもちっともうまく行かず、
「ああ、やっぱり自分は何をしてもダメなんだ」
と自分への自信を失って、朝起きるのさえ辛くなること。
自分が本当に大切にしていたスタッフや
チームメンバー、お客さんが自分から離れていき、
何のためにビジネスをしているか分からなくなること。
「ああ、これで少しは食いつなげるかも」と期待して、
もう少しで入ってくるであろう収入源が
予想外にも急になくなってしまうこと。
わかりますか?
起業家って、一度や二度ではなく、
「ああ、もうダメかもなあ」という絶望の瞬間を
何度も体験しているのです。
私もそうです。
ですが、マーケティングのコンサルティング会社で
働いている社員の人って、起業していませんから
そういう体験をしていないんですよね。
だから、言葉に重みがない。
だから、文章を読んでも響かない。
だから、こちらの苦しみを分かってくれない。
少なくとも私は、今まさに
絶望の海でおぼれている起業家の気持ちを
分かってあげたいですね。
良いマーケティングの提案をするだけなら、
マーケティングのコンサルタントでなくても、
それこそAIでもできるでしょう。
AIは情がない分だけ、合理的な判断ができるはず。
ですが、情をわかってあげられるのは
実際に同じような経験をした人でないと
なかなかむずかしいのです。
最後に、今まさに絶望のさなかにいる人へ、
私からのメッセージを送ります。
世界はあなたの味方をする!
だから、今は苦しいかもしれないが、歩みを止めるな!
応援しています。