こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私のような、セミナーをするビジネスをしていると、
本当によく受け取るメールがこれです。
急用が入ったので、セミナーを欠席させていただきます
さて、ベストセラー書『嫌われる勇気』で
有名になったアドラー心理学では、
「目的論」という考え方があります。
目的論では、
急用が入ったので、セミナーを欠席したのではなく、
急用を入れたのは、セミナーを欠席したかったからだ、
と捉えるのです。
つまり、実は、結果(セミナーの欠席)は目的で、
原因(急用)がそのための手段なのです。
あなたも経験がありませんか?
行きたくない飲み会などがあったときに、
あえて急用を入れて(手段)、
飲み会に参加できない状況を作り(目的)、
「急用が入ったので、飲み会を欠席します」
と連絡したことが。
これと同じですね。
もちろん、目的論がいつも正しいわけではないので、
アドラー心理学がいつも正しいわけではありません。
場合によっては、その人は本当に
急用があったのかもしれません。
しかし、少なくとも言えることがあります。
それは、急用とセミナーを比べたとき、
その人にとっては急用の方が
圧倒的に優先順位が高い、ということですね。
そうでなければ、最初に入っていた
セミナーの参加をキャンセルして、
後から入った急用を優先するわけがないからです。
ですから、私は参加者から、
「急用が入ったので、セミナーを欠席させていただきます」
と聞いたとき、こう考えます。
・本当は、“セミナーを欠席したかった”のかもしれない
・もちろん、本当に急用の可能性もある
・ただ、少なくとも、セミナーよりも急用の方が
その人にとっては優先順位が圧倒的に高い
・もしかしたら、セミナーを欠席するために、
ありもしない「急用」というウソをついたかもしれない(笑)
わかりますよね?
「急用が入ったので、セミナーを欠席させていただきます」
とあなたが言いそうになったときには、
とにかく注意してください。
本当は、そのセミナーから
単に逃げたかっただけではないですか?
もし、そういった逃げるパターンがあるのであれば、
それを変えなければあなたの人生は変わらないでしょう。