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セミナーを欠席する理由

心理学

2017年3月10日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。

 

私のような、セミナーをするビジネスをしていると、
本当によく受け取るメールがこれです。

急用が入ったので、セミナーを欠席させていただきます

 

 

さて、ベストセラー書『嫌われる勇気』で
有名になったアドラー心理学では、
「目的論」という考え方があります。

 

目的論では、

急用が入ったので、セミナーを欠席したのではなく、
急用を入れたのは、セミナーを欠席したかったからだ、

と捉えるのです。

 

つまり、実は、結果(セミナーの欠席)は目的で、
原因(急用)がそのための手段なのです。

 

あなたも経験がありませんか?

 

行きたくない飲み会などがあったときに、
あえて急用を入れて(手段)、
飲み会に参加できない状況を作り(目的)、

「急用が入ったので、飲み会を欠席します」

と連絡したことが。

 

これと同じですね。

 

もちろん、目的論がいつも正しいわけではないので、
アドラー心理学がいつも正しいわけではありません。

 

場合によっては、その人は本当に
急用があったのかもしれません。

 

しかし、少なくとも言えることがあります。

 

それは、急用とセミナーを比べたとき、
その人にとっては急用の方が
圧倒的に優先順位が高い、ということですね。

 

そうでなければ、最初に入っていた
セミナーの参加をキャンセルして、
後から入った急用を優先するわけがないからです。

 

ですから、私は参加者から、
「急用が入ったので、セミナーを欠席させていただきます」
と聞いたとき、こう考えます。

 

・本当は、“セミナーを欠席したかった”のかもしれない

・もちろん、本当に急用の可能性もある

・ただ、少なくとも、セミナーよりも急用の方が
 その人にとっては優先順位が圧倒的に高い

・もしかしたら、セミナーを欠席するために、
 ありもしない「急用」というウソをついたかもしれない(笑)

 

わかりますよね?

 

「急用が入ったので、セミナーを欠席させていただきます」

とあなたが言いそうになったときには、
とにかく注意してください。

 

本当は、そのセミナーから
単に逃げたかっただけではないですか?

 

もし、そういった逃げるパターンがあるのであれば、
それを変えなければあなたの人生は変わらないでしょう。

 

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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