こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
“CSR”という言葉がありますよね。
コーポレート・ソーシャル・レスポンシビリティの略で、
“企業の社会的責任”と訳します。
これは、多くの場合、お金を稼いだ企業が
企業イメージを上げるためのテクニックとして
新興国や被災地にお金を寄付するのです。
そして、会社の業績が落ちたときに
真っ先に予算を削られるのがこのお金です。
これって、おかしくないですか?
私からすると、CSRをしている企業って、
していない企業に比べたらまだマシですが、
それでもあまり好きになれません。
そうやって、CSRとしてお金を寄付するのは
「普段、汚いことをやっているのでは?」
と勘ぐりたくなりますよね。
汚いことをしている罪悪感を消すために、
お金を寄付しているように私には感じるのです。
さて、一方で、戦前や戦後の
日本の経営者には立派な人がたくさんいました。
彼らの思想や哲学、世界観はこうです。
そもそも、会社というものは、世の中を良くするために存在している。
であれば、企業は普通に活動しているだけで、世の中に対して大きな貢献をしているはずである。
私としては、この考え方の方が
自分の心の中にスッと入ってきますね。
私も、会社の経営を通して
世の中を良くしている自信があるからです。
ですから、寄付をしなくても、
(実際には寄付もしていますが・笑)
企業の存在そのものが善である、と思っています。
こうやってCSRが流行るのは、
マネーゲームをするバカが増えたからでしょう。
パチンコやサラ金、スマホのゲームなどは
マネーゲームの最たる例です。
また、稼ぎ方とか集客の方法しか教えていない
情報起業家やコンサルタントもこれに含まれます。
彼らは、自分が学んだことを教えているだけで
ほとんど価値を生み出していないので
マトリョーシカのような入れ子の様相ですから。