こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私がセミナーの集客に携わったセミナー講師の1人に、
スティーブン・R.コヴィー博士がいます。
コヴィー博士は、日本でも200万部を突破した
『7つの習慣』の著者です。
さて、コヴィー博士が
79歳の晩年に言っていたことの1つに、
「人生をクレッシェンドで生きる」
という教えがあります。
クレッシェンドとは音楽の楽譜の記号で、
「だんだん強く」の意味です。
「<」みたいなマークが
楽譜についていることがありますが、
あれがクレッシェンドですね。
対義語はデクレッシェンドで、
「>」みたいなマークですね。
さて、「人生をクレッシェンドで生きる」とは、
何を意味しているのでしょうか?
つまり、年を取っても可能性が広がっていく、
末広がりの人生を送ろう、という意味ですね。
年を取るほど経験や知識、人脈などのレベルが
高くなっていくんだから可能性も広がるはずだ、
ということです。
そして、そのためには自分自身のボイス(心の声)、
すなわち理念やミッションに従うことが大切だ、
というのがコヴィー博士の主張でした。
・自分自身は何のために生まれてきたのか?
・自分の人生の目的は何か?
・何に自分の命を使いたいのか?
など、そういったものがボイスです。
もし、自分のボイスに従わなければ、
若い時だけは可能性が広く、その後せばまっていく、
「<>」のような生き方になるはずですね。
さて、ここで質問です。
あなたには、ボイスがありますか?
もしあるなら、「<」のように生きられるでしょう。
もしないなら、「<>」のような人生になることでしょう。
私たちにとって、ボイスというのは、
パッと考えてすぐに出るものではありません。
むしろ、一生問い続けても答えが出ないものでしょうが、
それがない人は、彩りの薄い人生を送ることになるでしょう。
特に今の若い人たちには、
私はこのことを伝えたいですね。
今の日本は、物質的にはそこそこ満たされて
自己実現型の社会になっていますので、
ボイスがない人生ではむなしいでしょうから。