こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
ギバーほど、貢献をする際にこう言います。
「貢献するチャンスを作っていただき、
本当にありがとうございます。」
そう、そうなんですよね。
貢献とは、それ単独で気持ちがいいことであり、
何かの見返りを求めてすることではないのです。
しいて見返りがあるとしたら、
自分自身の精神的な幸せのためです。
これがギバーの考え方なんですよね。
一方で、偽ギバーの考え方は
「貢献して“あげる”」というもの。
これは、貢献した見返りとして
見返りを期待している人が言うことです。
たとえば、承認とか、名声とか、金銭とか、
「ありがとう」という感謝の言葉とか、
とにかく何かしらの見返りが欲しいのです。
ですが、そういった見返りが手に入らないと、
偽ギバーは怒りを覚えるわけですね。
「私がせっかく貢献して“あげた”のに、
なんで、何も恩返しをしてこないんだ」と。
さらに、その偽ギバーが
自己肯定感が低い場合は最悪です。
怒りが完全に爆発するからです。
「私が、ここまで犠牲になって、
ここまで貢献して“あげた”のに、
恩返しをしないなんてありえない!!!!」
その結果、その偽ギバーは被害者意識になり、
自分が被害者で、相手が加害者だと思い込みます。
「私は、うまく利用されてしまった……
あいつは誠実そうに見えて、
実はとても腹黒いヤツだ……」と。
あなたの周りに、貢献をしている人がいたら、
その人の言葉に注意してみてください。
「貢献するチャンスを作っていただき、
本当にありがとうございます。」
なら、その人はギバーです。
「私は、貢献して“あげている”」
なら、その人は偽ギバーです。
後者の気持ち悪い人には
絶対に近づかない方がいいでしょう(笑)。
※今日の内容は「お金の心理学」という
私の講座の参加者の、Kさんから
私が教えてもらった話です。