こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は心理学の専門家ですが、
実は「人間の体の疲れ」についても
それなりに勉強をしています。
その理由はカンタンです。
挫折したり、燃え尽き症候群になったりする人を救うためには
「体の疲れ」について知る必要があるからです。
あなたはもしかして、自分の心が疲れたときに、
挫折をしたり、燃え尽き症候群になったりすると
“勘違い”をしていませんか?
これは、私の経験から申し上げると、
半分は正解で、半分は不正解です。
なぜ、半分が不正解なのか?
それは、心が疲れていて、かつ体も疲れた瞬間に
挫折したり、燃え尽きたりする人が多いからです。
逆に言うと、体が疲れていない限り、
単に心が疲れているだけでは、
挫折したり、燃え尽きたりしにくいのです。
さて、私の知り合いで、とある有名な
コンサルティングファームで働いていた男性がいます。
彼は、夜中の3時に家に返ってきて、
その4時間後に出勤するような激務をしていて、
体の疲れが蓄積したときがあったのです。
その結果、うつっぽくなってしまって
有給休暇などを使って会社を数か月間も休み、
一度も出社することなく、そのまま退社に至りました……。
これは、まさに典型的な例ですね。
おそらくですが、体が極限まで疲れてしまうと、
脳が完全にやる気のスイッチを切ってしまうために
挫折したり、燃え尽きたりするのでしょう。
あるいは昔、ニュースで話題になった
会社員の過労死についても
これが直接的な理由だと私は考えます。
心が疲れていて、さらに激務で体まで疲れたために、
うつになって自死(自殺)を選んでしまった……。
ですから、私からあなたへお願いです。
「心がかなり疲弊しているな」と思ったら、
どうかどうか睡眠を長くとるなどして、
「体の疲れだけはない状態」を保ってほしい。
私たち人間は、うつっぽくなってしまうと
まともな判断もできなくなってしまいます。
そうなる前に、自分の体をいたわってほしいのです。
あなたの体を一番いたわれるのは、あなただけですからね。
今まで、よく頑張ってきたじゃないですか。
今は踏ん張りどきではなく、休むときだと思いますよ。