こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「神は細部に宿るから、もっとこだわろう」
といった旨の話をしている人に会ったことがあります。
こういった話を聞くと、疑問に感じざるをえません。
なぜなら、ビジネスの全ての細部にこだわっていたら、
時間やお金がいくらあっても足りないからです。
情報弱者の多くはこのことに気づいていないので、
とにかくこだわればいいと思っているのです。
一方で、本質をおさえている人は、
神が宿る細部と、神が宿らぬ細部を
見極めることができます。
神が宿る細部とは、結果に対して
大きなウェイトを占める原因の細部であり、
こだわればこだわるほど大きな結果をもたらします。
一方で、神が宿らぬ細部とはその逆で、
結果にあまり関係がない原因の細部であり、
こだわるのは愚か者というわけですね。
そして、ビジネスの世界では、
本当にごくごく少数の神が宿る細部と、
その他多くの神が宿らぬ細部に分かれます。
その、ごくごく少数の神が宿る細部の例が、
昨日説明したような整合性ですね。
ご参考:最高の集客法とは?
メタ認知できる人間は、
干し草の山のような、神が宿らぬ細部の山の中から、
神が宿る細部である1本に針を見つけ出せます。
昨今のように、情報量が多くなればなるほど、
神が宿る細部を見極める力が重要になるのです。
つまり、情報量が増えていくこれからの時代では、
メタ認知の能力が成功の速度を決めます。
その能力を持たざる者は、
一生かかっても成功できない時代になっていくのです。