こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は昨日の続きです。
私が心理職の人を見ていて、一番情けないと思うのは、
「クライアントから嫌われるの怖くて、
相手に厳しくモノが言えない」
ことです。
こういう情けない人に限って、
「心理職はクライアントに対して
傾聴や承認をおこなうことが重要」
とバカげたことを言って、
クライアントをひたすらほめるだけなのです。
いいですか。
私たち人間の成長には、2つの愛が必要です。
1つは母性愛(優しさ、承認、肯定)であり、
1つは父性愛(厳しさ、直面化、尻叩き)です。
傾聴ばかりして、母性愛を与えるのはいいですが、
それだけだとクラアントの人生は絶対に変わりません。
私の経験上、これは断言できます。
心理職というのは時には父性愛を与えて、
クライアントを挑戦させることが仕事なのに、
クライアントから嫌われることを恐れて
厳しくモノが言えない傾聴バカがとても多い。
こういう傾聴バカはカール・ロジャーズに毒されてます(笑)。
確かに、相手から肯定や承認をされると、気持ちはいいものです。
しかし、肯定や承認しかしないのは
お客さんをシャブ漬けにして、
お金を取り続ける麻薬の売人と同じなのです。
母性愛だけでは、ぬるま湯につかっているのと同じなので
まったくクライアントは挑戦せず、人生が変わりませんから。
ですので、傾聴や承認ばかりをして
フィーを取り続ける人の倫理観を私は疑います。
心理職の業界の恥部ですね。