こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、心理学の観点から
どういう家を選べばいいのかについて
考えてみたいと思います。
最初に、興味深い画像を1つ紹介します。
まず、こちらをクリックして下さい。
→ http://pp0.jp/mej.html
これ、私が作った画像ですが、何のことはない、
1.白い背景の中心に黒い点があり、
2.その点の周りに、薄い灰色の丸がある、
というだけの画像です。
それで、ここからがポイントなのですが、
この黒い点を凝視し続けてみて欲しいのです。
時間で言うと、30秒くらい。
とにかくずーっと、中心の点にフォーカスし続けると、
「面白いこと」が起こってきますよね?
すごいですよね?
※ここから先は、凝視した方だけ、読んで下さい。
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そうなんです。
この灰色の大きな丸が段々と、
白くなっていくのです。
これは「目の順応」です。
灰色が、順応によって、白くなっていくのです。
例えば、臭い公衆トイレに入ったとして、
入るときは臭くても、トイレから出るときには、
そこまで臭さは感じなくなっていきますよね。
これは、「鼻の順応」です。
嗅覚が、臭さに慣れてしまうわけです。
私たちの五感は、一定の強さで、
ずーっと続く刺激が与えられると慣れてしまうのです。
が、順応しにくい刺激もあります。
それは、さっきの逆。
ずっと続かない、断続的な刺激です。
例えば、車の騒音です。
都内の大通りだと、クラクション、急ブレーキ音、
急加速音、救急車やパトナーのサイレンなど、
色々な音がありますが、これだと順応できません。
また、長い通勤時間なども順応できません。
通勤時は、刺激が色々と変わるからです。
逆に、家の広さ、狭さというのは、
強さが一定で、ずっと続く刺激なのですぐに順応します。
ですので、高い家賃を払って、広い家に住んでも
私たちは割りとすぐに順応してしまい、
その価値を感じるのが難しくなります。
今日のまとめ。
結局は、それぞれ人の価値観なので、
データを押し付けるつもりはありませんが、
高い家賃を払うなら、
職場から遠くて広い家よりも
職場から近くて狭い家の方が、
多くの人にとっては住みやすく感じます。
また、大通りに面している家よりも、
大通りに面しておらず、騒音が聞こえにくい方が
住みやすく感じます。
何度も申し上げますが、
これはあくまでデータなので、
必ずしもこれに従う必要はありません。
私の今の家も、大通りに面していて、
決して静かとは言えないですから。(笑)