こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、読者からこんなご質問をいただきました。
今回は読書に関しての質問です。 よく、成功した人が書かれた本を読んでいると、この人も同じことを言っているなあと思うことがあります。 本を一回読んだだけでは20%程度しか頭に入らないと言われていますが、そのことも織り込み済みで大量の本を読む方がいいのでしょうか? それとも同じ本を何回も読んで、定着を確かなものにして次に移った方がいいのでしょうか?
まず、この質問の時点で、
私の講座「お金の心理学」を学んでいないことが明白です。
なぜなら、視点が決定的に低いからです。
こういう人は、まず「お金の心理学」に
参加してから質問をしてくださいね!
本を含めて、世の中の情報というのは
自分にとって等しく価値があるわけではありません。
80対20の法則とかジップの法則で言われているように、
ほとんどの本は自分にとっては価値がほとんどありません。
ゆえに、そういう本を読むのは時間のムダ。
1分たりとも読む意味はありませんので、
目次や第一章を読んだあたりで
自分にとって無用だと気づいたら、そこで読むのをやめます。
あなたは、豚がきったないクソをしている様子を
何分間も集中して見続けますか?
見続けないですよね。
それと同じで、ほとんどの本は
自分にとっては役に立たないのです。
まあ、豚のクソを肥料として使う人がいるように、
他の人はその本が役立つのかもしれませんが。
そして、100冊に1冊くらい、
自分にとって有用な本というのが存在します。
そういう本を見つけたら、読み飛ばさずに、
最後まで熟読するようにしています。
さらに、1,000冊に1冊くらい、
自分の人生を変えてくれるような本と出会えます。
そういう本は、読書後にメモを残しておいて
そのメモを折に触れて見返すようにしています。
場合によっては、記憶に定着させるために
その内容を人に教えることさえあります。
このように、その本が自分にとってどれくらい役立つかで、
読み方を激しく変えるわけですね。
私は大量に本を読んでいるといっても、
その多くは読み飛ばしたり、損切りしたりしています。
ご参考:速読術よりも削読術
その理由は、豚のクソを何分間も見続けるような
ヒマ人ではないからです、私は。
最後に、「本を一回読んだだけでは20%程度しか頭に入らない」
とのことですが、これは人によってまちまちだと思います。
エピソード記憶の力は、遺伝である程度決まるからです。
世の中には、本を何回読んでも頭に入らない人もいますよね。