こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
セルフイメージが低い人ほど、
「自分の欲求を満たすのを、後回しにしよう」
とします。
たとえば、
・洋服を買いに行って、本当にほしい服があっても
あえてガマンして、もっと安いものを買おうとする
・自分が成功したら(あるいは、定年になったら)、
本当に好きなことをやろうとする
・本当は受けたいセミナーがあっても、
「まだ自分には早い」と受講をあきらめる
などです。
これらの背景に共通しているのは、
「私には、それを受け取る価値が十分にない」
という自己肯定感の低さです。
つまり、「もう少しガマンをしなければいけない」
というような価値観ですね。
たいていの場合、両親から厳しいしつけをされると
こういった価値観になってしまいます。
違いますよ!
あなたは、今もうすでに、
それを受け取る価値があるのです!
ちなみに、こういったセルフイメージが低い人ほど、
シュリーマンが書いた『古代への情熱』という本に
あこがれたりするのです。
シュリーマンは、子どものときにトロイア遺跡にあこがれ、
その気持ちを燃料にしてビジネスで成功して、巨万の富を得て、
その富をつかって、ついには遺跡を発掘した、
しかし、この話はシュリーマンの完全な作り話です(笑)。
実際は、シュリーマンは武器商人として
ビジネスで成功したあとに、
遺跡の発掘をたまたま思いついたのです。
世の中の多数派は、セルフイメージが低く、
「欲しいものはガマンしなければいけない」
という価値観を持っています。
シュリーマンは、そういった世の中の多数派の
ウケを良くするため、あえて、
「ずっと目標のために努力とガマンをして、ついに成就した」
みたいなストーリーを本で書いたのですね。
まあ、成就すればいいでしょうが、
セルフイメージが低い人というのは
いつまでたっても欲を後回しにするため、
「いつまでたっても成就しない」
のです、実際は(笑)。
「私は、心のそこから求めているものを
後回しにせず、今ここで受け取っていいんだ」
と自分にOKを出してくださいね。
OKを出してくれるのは、自分しかいないのです。