こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
心理学の専門書を読むと、
このように書かれていることがあります。
「クライアント(=お客さんのこと)を
コントロールしてはいけないですよ」と。
こう書かれている意図は、
セルフイメージが低いコーチやカウンセラー、
セラピストが世の中には大勢いるからです。
セルフイメージが低い人たちは、クライアントが、
自分自身の思うとおりに結果を出してくれることで、
自分には価値があるんだ、と感じるのです。
逆に、思うとおりに結果を出してくれないと
腹が立ったり、不安になったりするのです。
レベルが低いですよね。
クライアントを自分の傀儡(かいらい)、
つまり、あやつり人形だと思っているのです。
残念ながら、私もまだまだ未熟なので、
こういったダメなパターンに落ちるときがあるので、
自戒を込めて書いています。
また、お客様の声も同じです。
セルフイメージが高い人は、
クライアントが結果を出そうが、出すまいが、
自分には価値があると信じています。
ですから、自分のお客様の声を読んでも、
あまり感情がブレません。
しかし、セルフイメージが低い人は、
クライアントが結果を出すと自己愛が満たされるので、
自分のお客様の声を読むと恍惚とするわけです。
当たり前ですが、クライアントは
コーチやカウンセラー、セラピストの思う通りに
結果を出すために生きているのではありません。
クライアントは、自分自身の人生を
満喫するために生きているのです。
・クライアントの成果を自慢するカウンセラー
・お客様の声を得意げにアピールするコーチ
・クライアントが思うとおりに行動しないと
腹を立てるセラピスト
こういった人がいたら、
お客さんにはならないほうがいいでしょう。
お客さんを操り人形にすることしか
考えていないからです。