こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
悪いカウンセラーの特徴の1つとして、
クライアントに「自分自身を変えること」を
強くうながす、ということがあります。
なぜ、これが悪いカウンセラーの特徴かというと、
カウンセラー本人のセルフイメージが低いからです。
セルフイメージが低い人は、このような特徴があります。
・自分のことを変えたいと思っている
・自分の欠点を直そうする
・自分(の顔)が嫌い
・自己犠牲をすばらしいものと考えている
・こうすべき、こうしなければ、という思い込みが強い
・自分を利用する人から離れられない
・他人を自分の思うとおりに支配しようとする
わかりますか?
セルフイメージが低い人ほど、
自分の欠点を直し、自分自身を変えようとしますし、
周りの人に(求めてもいない)アドバイスをして、
欠点を直させ、相手を変えようとします。
しかし、前も書いたとおり、
欠点を消そうとする努力は、絶対に失敗します。
なぜなら、欠点があると感じるのは
セルフイメージの低さが原因だからです。
1つ欠点を直したところで、
また次の欠点を見つけてしまい、
またその欠点を直したところで、
さらに次の欠点を見つけてしまい……
を無限に繰り返すのです。
ほら、よくテレビでいませんか?
自分の顔が大キライで、目を美容整形して、
とても綺麗な顔になったにもかかわらず、
当の本人はまったく気に入らない。
今度は鼻を整形して、口を整形して、
あごを整形して……と何百万円もかけて
美容整形をし続けている人が。
そして、貯金を使い果たして、
「やっぱり自分は美しくなれない」と再認識して、
心も体もボロボロになるのです。
あれは、分かりやすい例ですね。
欠点が直ったところで、絶対に幸せにはなれない。
セルフイメージが低い人は、
次の欠点を見つけるだけなのです。
大切なのは、欠点を直すことではなく、
低いセルフイメージを変えることなのです。
言い換えると、自分を変えようとすることではなく、
「自分はありのままでいいんだ。こういう人間なんだ」と
自己受容をすることが大事なのです。
クライアントを変えようとしているカウンセラーは
まだ自分自身のセルフイメージが低いという点で、
私からするとおすすめできません。
別のカウンセラーを強く強くおすすめします。