こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私は昨日、会員さん向けのセミナーをしてきました。
さて、昨日セミナーをした時に、
気づいたことがあります。
それは、「考えています」という嘘について。
「考えています」という参加者の声を
昨日は何度か耳にしましたが、私からすると、
「ただの思考停止状態」
だと感じました。
少なくとも、5分考えて答えが出ないものは、
ほぼ間違いなく何も考えていません。
ただの思考停止状態です。
パソコンで言えば、フリーズ状態。
全く何も思考が進んでいない状態ですね。
勝間和代さんや、大前研一さんのような
外資系コンサルティングファーム出身の方の本を読むと、
「考えるとはどういうことか」
が書いてありますよね。
私が思うに、そもそも「思考する」というスキルが
起業に必要な、高いレベルで身についていないと、
こういった思考停止になりがちです。
もし、あなたが何かを考え始めた時、
5分位内にその解決策が見つからなかったときは、
あなたのリソース(=資源のこと)不足です。
リソース不足とは、例えば、
・判断材料が足りないとか、
・思考するスキルが十分に身についていないとか、
・知識が十分でないとか、
・思考するためのフレームワークが足りないとか、
……などなどです。
いずれにしても、5分考えて答えが出ないなら、
おそらく30分間考えても出てこないでしょう。
そういったときは、答えを出してくれる人に
聞くようにしましょうね。
ところで、チェスには、
名手を育てる方法があります。
それは、5秒で差す練習だそうです。
面白いことに、チェスでは5秒で出した答えと、
30分かけて出した答えは86%同じでした。
同様に、5分かけても答えがでないなら、
30分かけても答えは出ない確率が高いです。
思考停止になったら、
すぐに他の人に聞くようにしましょう。
思考停止になっている時間は、
何かを迷っている時間と同様、
1円の価値も生み出さないので、時間の無駄です。