こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
コピーライティングのテクニックとして、
「▲▲の分野で結果が出ないのは、あなたのせいではありません。
あなたは悪くありません。悪いのは、▼▼なんです!」
と書くと、よく売れるというものがあります。
例えば、
「起業で結果が出ないのは、あなたのせいではありません。
あなたは悪くありません。悪いのは、あの販売者なんです!」
といった責任転嫁する書き方です。
たしかに、この書き方だと、よく売れるでしょう。
世の中の多数派は、責任を取りたくありませんから。
しかし、売れることは重々承知ですが、
私はこのコピーライティングの
テクニックをあえて使わないようにしています。
なぜか?
こういう文章で買ってしまった人というのは、
起業では結果を出せないからです。
起業では、売上が上がらないのは、社長のせいです。(笑)
社長が100%悪いのです。(笑)
こう考えられない人は、起業しても成功しません。
経営コンサルタントなら誰でも知っている、
伝説のコンサルタント、故一倉定(いちくら・さだむ)さんは
こう言いました。
「電柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、
また、一倉さんは、こうも言いました。
しかし「良い会社も悪い会社もない。
ただ良い社長と悪い社長がいるだけ」
しかり。
「自分がビジネスで結果が出ないのは、あの同業他社のせいだ!」
そう考えるのは勝手ですが、そう考えている間に
その社長のビジネスは潰れているでしょう。
「社長が100%悪い」と考えられない社長は、
悪い社長なのです。