こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「ビジネスで結果を出したいなら
自分の強みを活かしてください」と
私は繰り返し説いています。
その理由は、長期的に成功し続けるには、
自然体でパフォーマンスを発揮できる分野で
起業する必要があるからです。
ただ、この話を聞いた人が
まとはずれな行動をしてしまうケースがあります。
それは「強みを知るために性格診断をしてしまう」
ということです。
診断ツールや心理学の本などで、
自分の性格を分析する人がときどきいるのです。
ですが、そういった性格診断で
強みが見つかることはほとんどありません。
なぜなら、性格と強みはまた別だからです。
たとえば、性格診断の結果、
「自分は内向的な性格だ」とわかったとします。
ですが、内向的だからといって
一体何が強みだと言えるのでしょうか?
・どういったビジネスモデルがいいのか
・どのような集客方法が合っているのか
・どういった客層を選んだらいいのか
・どの販売方法が自分に向いているのか
・サービス提供のスタイルはどうしたらいいか
などといった点は、まるで見当がつかないはずです。
そもそも、内向的かどうかなんて、
別に診断しなくても見当がつきますよね(苦笑)。
もしかすると、
「内向的な自分はセールスは向いていないのでは」
などと仮説は立てられるかもしれません。
しかし、その仮説すら間違いである場合が多い。
内向的でもセールスが得意な人がいるように、
漠然とした世間のイメージと、
現実のあなたの強みはちがうからです。
これは、内向性以外の性格でも同様です。
協調性、衝動性、母性・父性など
いろいろな性格診断がありますが、
いずれもビジネスの強みではありません。
エビデンスのあるビッグファイブという性格診断なら、
試しに受けてみてもいいでしょうが、
それも強みを見つけるには不十分です。
にもかかわらず、世の中には
時間をかけてまで性格診断をする人が多くいます。
そういった人は「行動している気分」になるだけで、
実際にはいつまで経っても結果が出ません。
性格診断をするくらいなら、実際にビジネスを試したり
他人とフィードバックをし合ったりしたほうが
はるかに簡単に強みが見つかりますね。
こうした行動を先延ばしにして、
性格診断ばかり受ける人は、
結果的には時間もお金もムダにしているのです。