こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
私が色々な起業家を見ていて、
「この人は器用貧乏だな」と感じるタイプの人がいます。
たとえばホームページも自分で作ったり、
経理の計算も自分でしたりできる、
何でもそつなくこなせるタイプの人です。
残念ながら、こういった人が起業家として
成功することはほとんどありません。
せいぜい年収3,000万円程度の自営業どまりで、
億万長者になることは皆無です。
なぜなら、ビジネスとは自分の強み「だけ」に特化して、
それ以外のことは他の専門家に任せたほうが
結果として売上が大きくなるからです。
つまり、みんなで分け合うパイが大きくなるので、
その売上を分け合っても、自分の収入が上がるからです。
さて、器用貧乏の人の口癖はこうです。
・自分は全てのことができなければいけない
・我慢してでも自分がやらなければいけない
・とりあえず1度は自分でやってみて、
キモを理解してから仕事を委任することが重要だ
最後の、3つ目の言い分は、
一見すると正しく見えるのですが、
これが器用貧乏が成功できない理由です。
私に言わせれば、たった1度であっても
自分の強み以外の仕事をするのは時間のムダですね。
別に自分で1度もやらなくても
キモさえ掴めれば委任していいからです。
いや、それどころか、自分でキモを掴まずに
委任するほうが賢いです。
私の場合、自分が1度もやったことがない仕事でも、
担当者に委任するようにしています。
担当者が、その分野の専門家から直接学びさえすれば
担当者本人がキモを理解できるため、
それで十分なのです。
私もわりと器用貧乏のタイプなので、
自分で1度やりさえすばキモはつかめますが、
そんな愚かなことはしません。
ビジネスで重要なのは、
自分ができるかどうかではなくて、
自分の1番の強み「だけ」に特化することだからです。
自分ができるかどうかにこだわる人は自己肯定感が低く、
「自分ができること」を証明することによって、
自分の価値を証明しようとしているのです。
こういう考えの人は、器用貧乏になりやすく、
たとえ成功しても自営業どまりですね。