こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
「ヤマダ電機の売上高が、前年同月比で43.4%減」ということが
ニュースになった年があります。
ちょうどこの頃、消費税の増税前のタイミングで、
駆け込み需要があったから売上が伸びていたのでしょうが、
その後は苦戦したのでしょうね。
ただ、もう1つ、家電量販店が苦戦している理由は、
ショールーミング(=ショールーム化)だと思います。
多くの人が、ヤマダ電機で家電を下見し、
欲しいと思ったら、スマホで購入する、
という流れになってしまっているのでしょう。
まあ、お客さんからしてみたら、
家電量販店をショールームとして使った方が、
合理的ですよね。
インターネットで買った方が安いですし、
重くて大きい家電を持って帰らずにすみますし。
「見た店で買うべき」といった商道徳もありますが、
いつの時代も、商道徳は合理性に必ず負けてきました。
残念ながら、今回のショールーミングも同じでしょう。
ご存知だと思いますが、スマホのAmazonのアプリを使えば、
バーコードをスマホのカメラで撮るだけで、
本でも、家電でも、その場ですぐに注文できます。
私の場合、Amazonプライムを契約していますから、
当日、遅くても翌日には必ず商品が届きます。
この便利さにはあらがえないですね……。
とは言っても、私の場合、さすがにお店の中で
スマホでバーコードを撮ることはしません。
ただし、私は記憶術を身につけているので、
1度に20冊くらいの本のタイトルであれば、
パッと瞬間的に覚えられます。
ですので、本屋さんを出てから
スマホで注文することが多いです。
書店には申し訳ないと思うのですが、
さすがに20冊以上持ち帰るのは重いので、
ついショールーミングをしてしまいます。
書店から自宅に配送するしても、
一々住所を書いたり、現金で支払ったりするのが
面倒に感じてしまうのです。
ネットでも店舗でも同じものを売っている場合、
このショールーミングに抵抗するのは
かなり難しいのではないかと感じています。