こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
先日、経営者の「奥様」から、
興味深い相談がありました。
「主人が、大のキャバクラが好きなのですが、
どうすればいいでしょうか?
これは、治りますか?」
と。
普段、経営者からのご相談はよく受けるのですが、
経営者の奥様からのご相談は珍しいので、
少し驚きでした。
でも、答えは簡単で、キャバクラ好きも治りますよ、
ということです。
これは、心理学では、
プロセス嗜癖(しへき)、または、
関係嗜癖(しへき)と呼ばれます。
プロセス嗜癖とは、
買い物への依存、セックスへの依存、仕事への依存など、
「行動そのもの」に対して、中毒になっている状態です。
関係嗜癖とは、
人間関係への依存、恋愛関係への依存など、
「他人との関係」への中毒になっている状態です。
つまり、キャバクラに行く行為そのものへの中毒なら、
プロセス嗜癖だと言えますし、
キャバクラ嬢との人間関係の中毒なら
関係嗜癖だと言えます。
対応策としては3つあります。
1.きっかけを断つ
例えば、友人の経営者に誘われて
キャバクラに行ってしまうなら、
その友人の経営者から距離をおきます。
すると、そもそも、きっかけがなくなるので、
キャバクラに行かないで済むというわけです。
2.きっかけが起きたときの対応策を決めておく
これは、アルバート・エリスの論理療法
(ABCDE理論)と呼ばれるものですが、
あらかじめ、対応策を決めておくのです。
例えば、キャバクラに誘われたときに
どう断るのか、断り文句を決めておく、
ということですね。
3.キャバクラで満たしているニーズを
別な形で満たせるようにする
例えば、キャバクラに行って、
「すごいですね! さすがですね!」と言われて、
鼻の下を伸ばして喜んでいたとします。
その場合、ただ単に、褒められることで
自分の無価値感を埋めているだけですので、
無価値感を埋めればいいだけです。
そうすると、キャバクラで褒められたとしても
楽しく感じなくなるので、行くこともなくなります。
いずれにせよ、何かの中毒になっているのであれば、
サイコセラピスト(心理療法家)に
たずねてみるのが一番簡単だと思います。
私自身も、とあるサイコセラピー(心理療法)の資格は
持っていますので、有益な内容であれば、
今後もメルマガでご紹介していこうと思います。