こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
いつだったか、結婚のプロポーズの言葉で、
「あなたのことを幸せにするので、結婚して下さい」
というような台詞を読みました。
私はこれを読んだとき、思わず首を傾げざるを得ませんでした。
心理学のデータで言えば、
結婚生活で一番幸せなのは新婚の1年目です。
そして、2年目、3年目と時間が経つにつれて
幸福度はどんどん下がっていくことが分かっています。
そして、4年目には、結婚する前の幸福度と
ほぼ同じ水準にまで下がることが知られています。
ご参考:
『幸福の研究─ハーバード元学長が教える幸福な社会』
デレック・ボック(著)
ドライな物言いで申し訳ないですが、
結婚で相手を幸せにすることができるのは、
せいぜい2~3年だけ、ということになります。(苦笑)
では、4年目以降はどうなるのでしょうか?
そして、4年目以降に幸せな人はどんな人なのでしょうか?
その答えは、「相手に幸せにしてもらう」のではなく、
あなたが、「自分自ら幸せになる」という、
主体的な考え方にヒントがあります。
自分で自分を幸せにすることができる人だけが、
幸せな結婚生活をすることができるのです。
慢性的な孤独感や、自分自身の心の穴を、
結婚相手(や交際相手)に埋めてもらうことで
幸せになろうとするのは必ず失敗する、というわけです。
言い換えると、結婚して幸せだという人は、
・自分1人でいても幸せだし、
・相手と一緒にいても幸せだ、
という人だけですね。
自分1人だと寂しくてしょうがないから
誰かと結婚する(とか、誰かと付き合う)というのは、
短期的には良いですが、長期的には必ず失敗します。
他の人は、あなたの心の穴をふさぐために
存在しているわけではないですから。
言いようのない、慢性的な孤独感というのは
あなたの心理に問題があるのであって、
それを他の人で埋めることはできないのです。
それが分からないと、
結婚や交際で苦労する人生になるでしょうね。
もし、あなたが慢性的な孤独感に襲われているなら、
心理学を学ぶなり、カウンセリングを受けることを
強くご提案申し上げます。