こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日の話は、ある高額な自己啓発プログラムの話です。
そのプログラムは、自己啓発の音声が
たくさん含まれているものなのですが、
心理学を研究している私からすると、
「科学性が全くない、ただの眉唾もの」
の内容でした。
ですので、そんな自己啓発プログラムを
何度聞いたところで、購入者の人生は変わらないだろうな、
と思っていたのです。
そして、実際、ほとんどの購入者は
人生が変わりませんでしたが、
5%くらい、本当に人生を変えた人もいました。
なぜでしょう?
全く科学的な根拠もない、
ただやる気が出るだけの話を聞いて、
人生が変わるのは不思議ですよね。
「いわしの頭も信心から」という
ことわざがありますが、この通りなのです。
これは、いわしの頭のような、どうしようもないものでも、
信仰心さえ持てば尊いものに見えるという意味ですが、
自己啓発もこれと同じなのでしょう。
どうしようもない自己啓発プログラムでも
高額だと、本物のように感じられてしまうのです。
その結果、それが本物だと信じこんで
本当に結果を出してしまう人もいるのでしょう。
以前、ある自己啓発の会社の経営者が、
「自己啓発というのは、高額であればあるほどいい。
その方が、本物と信じこまれやすいので、
結果が出やすくなる」
と言っていたのですが、
下衆(げす)な考えだと思いますが、
しかしながら、一理あるとも思います。
あなたも、値段にまどわされず、
本当の価値を見定めて下さい。
高いものがいいものではなく、
高いから、いいものに見えているだけ、
とうことは往々にしてあります。
そして、逆もあり、
安いせいで、悪いものに見える場合もあります。
気をつけて下さいね。