こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
以前、本物と偽物のセミナー講師について
記事を書きました。
要は、本物か偽物かではなく、
あなたが人生を変えられるかどうかで、
セミナー講師を選びましょう、という話です。
ですが、度々、
「●●さんっていう人、本物ですか?」
といったご質問をメールで頂くのです。
あるいは、私のセミナーに参加してくれた方に、
セミナー参加の動機を聞くと、
「相馬さんが、本物だと思ったからです」
といった答えが返ってきて、
がっくりすることが度々あるのです。
もう本当に、本物とか、偽物とか
どうでもいいですよ。
そして、私が本物でも、偽物でも、何でもいいですよ。
面倒なので、私も偽物でいいですよ。
どうせ、本物から話を聞いたところで、
成功しない人は成功しませんから。
例えば、アンソニー・ロビンズは本物です。
ただし、本物の扇動家です。
すなわち、感情を煽ることにかけて世界一ですが、
同時に、世界一、成功しない参加者を
生み出してきた人です。
彼はピークステート、すなわち自分の
ステート(状態)をピークに保つとか、
フルアウト(全力)でやるとか、色々言います。
が、そんなことで人生が変わるわけがないですよね。
そして、そんなことが現実的に
できるわけがないですよね。
日常で、自分のギアをトップに入れることなんて、
ほとんどないからです。
例えば車やバイクでも、
ローギアからセカンドギア、サードギアあたりで
走ることがほとんどで、
ギアをトップに入れることなんて、
高速道路以外では、ほぼありません。
ですよね?
いつもトップギアで走っていたら
エンジンはこわれてしまいます。
同様に、常にピークステートやフルアウトで
生きていたら、メンタルが完全に崩壊します。
だから、アンソニー・ロビンズのセミナーの
参加者は燃え尽きたり、うつになるのです。
いかにトップギアを保つかよりも
低速時の安定性の方がはるかに重要で、
それさえできれば結果は出せます。
低速でもチョロチョロ走っていれば
いつか目的地にたどり着けますが、
いつもトップギアに入れようとすれば、
目的地にたどり着くより先に
メンタルが完全に崩壊してしまうでしょう。