こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
思い出したのですが、お金が得られない人には特徴があります。
あなたは、イソップ物語の「すっぱいブドウの話」を
ご存知でしょうか?
勉強熱心なあなたのこと、すでにご存知かもしれないですが
少しお付き合い下さい。
むかし、むかし、あるところにキツネがいました。
そのキツネ、ブドウが木の高いところに
実っているのを見つけました。
キツネは、それを取ろうとして何度も飛び跳ねるのですが、
あともう少しのところで届きません。
それで、あきらめたキツネが捨て台詞を吐くのです。
「このブドウはどうせすっぱいに決まっている!誰が食べてやるものか!」
はい、非常に有名な話なので、ご存知かもしれません。
これ、フロイトの心理学では「合理化」と言いますが、
簡単に言うと負け惜しみです。
そうやって、フラストレーションを解消するのです。
同じことは色々なことにあてはまり、
何度か挑戦して、できないと「合理化」するのです。
心のどこかで出世したいと思っている男性なら
「出世なんて、馬鹿がやるものだ!」とか。
心のどこかで美しくなりたいと思っている女性なら
「そこまでお金をかけて、綺麗になりたくない!」とか。
もちろん、同じ事はお金に言えます。
お金を得ようとしても、得られそうにないと、
「どうせお金持ちになっても、幸せになれない」
みたいな形で「合理化」します。
それ以外の、お金に対する心のブレーキの例だと、
1.そこまでの努力をして、お金を稼ぎたくない。
2.私はお金を稼げる器ではない。
3.お金を稼ぐのは責任が重い。
4.お金を稼ぐことで、人生の楽しみを放棄したくない。
5.必要以上のお金を目指してはいけない。
6.お金持ちの家に生まれなければ、お金持ちになれない。
7.お金持ちになったら、どうせ批判される。
8.お金持ちは、影で悪いことをしている。
9.お金持ちになるために挑戦して、失敗したくない。
10.お金持ちより、貧乏人の方が精神性が高い。
などがあります。
(1個でも該当したら要注意です。)
私自身、色々な経営者や起業家を見てきましたが、
こういったお金に対するブレーキがあると、
いくら良いノウハウを私がお伝えしても、
「でも……」とか、「だけど……」とか、
色々と反論が出てくるのです。
そして、挙げ句の果てには、
「このノウハウは私には向いていないと思います。
もっと良いノウハウはありませんか?」
とノウハウ難民、セミナージプシーになるのです。
興味深いことに、当の本人は、
「自分の心にお金のブレーキがあるせいで
ノウハウを実践できないこと」に気づいていないのです。
悪いのはノウハウだと思って、
新しいノウハウにお金を使い続けるのです。
結局、自分自身の心のブレーキがとれないと
収入も、ビジネスも、人生も変わりません。
ちなみに、このお金のブレーキですが、
お金をそこそこ稼いでいる経営者でも結構当てはまります。
「お金を稼いでも、結局税金で取られるだけだ」とか、
「現時点で快適なので、これ以上稼がなくていい」というように、
私たちは多かれ少なかれ、ブレーキがあるのです。