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朝に新しい本を読むと損をする理由

自己啓発

2026年7月13日

相馬一進


こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。


前回から、
「無理せず勝手に成果が出る! 新しい朝活」
と題した、全4回のシリーズ形式の記事を
書いています。


第1回目では、多くの人が朝活で挫折してしまう
本当の理由について解説しました。


朝活が続かないのは、意志の弱さや習慣のせいではなく
朝型か夜型かという遺伝的要因(クロノタイプ)が
大きく影響しているという話でしたね。


つまり、夜型の人が朝早く起きられないのは、
体内時計と社会の時間がズレているだけなんです。


もしまだ読んでいない場合は、
ぜひ読んでみてください。


では、無理に早起きして
朝活をする必要はないのではないでしょうか?


朝活の世界的権威、ロビン・シャーマは
モーニングルーティンとして
次の3つをすすめています。


1つ目は勉強、2つ目は運動、3つ目は手帳術です。


第2回目では、1つ目の「朝の勉強」について
最新の研究をもとに解説します。


この内容を知れば、
朝に本を読んでも頭に入らない理由と、
記憶に残る本当の勉強法がわかります。


「朝に勉強できない自分はダメだ」
と自分を責めていた人ほど、
気持ちが楽になるはずです。


ぜひ最後まで読んでみてください。

 

 

=======================

『 無理せず勝手に成果が出る! 新しい朝活
(第2回目)』
 朝に新しい本を読むと損をする理由

=======================


では早速、朝活の定番である「勉強」について
お伝えしていきます。


世の中の常識では、朝いちばんの脳は、
前日の疲労やストレスが睡眠によってリセットされ、
新たな情報を受け取りやすくなると言われています。


でも、これ、古いんです。


あなたは、
こんな経験はありませんか?


朝の静かな時間に、本を読もうと決めた。


でも、読み終わって本を閉じた瞬間、
内容をあまり覚えていない。


そして、こう思うわけです。


「自分は頭が悪いから、
学んでも身につかないんだ」と。


その自己嫌悪、今からひっくり返します。


実はこれも、あなたのせいではありません。


起きた直後の脳は、
睡眠慣性と呼ばれる状態にあります。


ご参考:
Sleep inertia: current insights
https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6710480/


これは、脳がまだ完全には
目覚めていない状態のことです。


衝撃なのは、起きた直後の脳のパフォーマンスは、
ぶっちぎりで低いという事実なんです。


朝活の専門家の中には、
「朝が一番頭が冴える時間」と言います。


もちろん、その人にとっては、
その通りかもしれません。


ただ、起きてすぐの時間は、ほとんどの人にとって、
「一番ぼーっとしている時間」なんです。


これが、あなたが朝に本を読んでも
頭に入りにくい理由の一つです。


脳が、まだ寝ぼけていただけなんです。


脳がまだ夢の中ですから、
頭に入らないのは当然ですよね(笑)


しかも問題は、
それだけではありません。


勉強法そのものが間違っていることも多いんです。


たとえば、多くの人は朝に勉強をするとき、
本を読んだり音声を聞いたりします。


これって、勉強法として、効果が高いと思いますか?


実は、読むとか聞くという勉強法は、
あまり効率的ではない方法なんです。


「えっ、嘘でしょ?」と思いませんか?


結論から言うと、人間の脳は、
情報を受け取るだけではあまり記憶が定着しません。


むしろ、思い出そうとするときに
記憶が強くなるんです。


これを、検索学習と言います。


頭の中から、情報を検索して、引っ張り出す。


この引っ張り出す作業そのものが、
記憶を強くしていくんです。


その論拠は、パデュー大学などの論文です。


ご参考:
Retrieval-Based Learning: A Decade of Progress
https://files.eric.ed.gov/fulltext/ED599273.pdf


実験では、被験者を2つのグループに分けました。


片方は、教材を何度も読み返すだけ。


もう片方は、一度読んだら本を閉じて、
思い出すテストを行う。


その後、両者の記憶を比較したところ、
思い出すテストをしたグループの方が、
はるかに多くの記憶を保持していました。


つまり、ただ読むだけの勉強法は、
記憶を定着させるという点では
効率的ではないということです。

 

ちなみに、「大事なところにマーカーで線を引く」
のも効果が低いです。


あれをやると、勉強した気になりますよね。


でも、ケント州立大学の研究によれば、
線を引く勉強は、最も効果が低い勉強法の1つでした。


ご参考:
Improving Students’ Learning With Effective Learning Techniques: Promising Directions From Cognitive and Educational Psychology
https://journals.sagepub.com/doi/10.1177/1529100612453266


だから、あなたが朝、
本を読んでも身につかないのは当然だったんです。


だって、効果が低い勉強法を、
最悪の時間にやっていたからです。

 

では、どうすればいいのでしょうか。


もし、朝に勉強をしたいのであれば、
おすすめはたった一つです。


あなたが朝型であれ、夜型であれ、
朝に新しい本を開くのをやめてください。


朝は思い出す時間にするんです。


たとえば、昨日学んだことを、
1つだけ思い出してみてください。


これだけです。


ご存知だと思いますが、
人間の脳は寝ているときに記憶を整理します。


朝思い出すことによって、
その記憶がより定着するわけです。


実際、私のセミナーに参加していた、
田中さんという30代の男性がいました。


彼は、毎朝1時間、ビジネス書を読んでいました。


でも、「読んでも全然頭に入らない」
と悩んでいたんです。


そこで私は、本を読むのは夜にして、
朝にその内容を思い出してもらいました。


すると、半年後。


彼は「読む量は減ったのに、思い出せる量が増えた」
と言ってくれたんです。


やることはシンプルです。


夜に勉強し、朝は思い出す。


それだけで、
知識が自分のものになったんです。


少しまとめると、学び方は、
最新の研究で3つアップデートされました。


1.起きた直後は、1日で一番
   頭がぼんやりしている時間である


2.読むだけ・聞くだけでは、記憶は定着しにくい


3.学んだことを思い出すことが、最強の学習法である


あなたが学んでも変わらなかったのは、
頭が悪いからではありません。


効率の悪い方法を、信じてきただけなんです。


今日からやり方を変えれば、大丈夫です。


明日からは、朝に新しい本を開くより、
前日に学んだことを1つだけ思い出してみてください。


それだけでも、朝の使い方は大きく変わります。


=======================


「無理せず勝手に成果が出る! 新しい朝活」の
第2回目は以上です。


次回は、朝活の2つ目の定番である
「運動」についてお伝えします。


実は運動も、必ずしも
朝にやったほうがいいわけではありません。


もしあなたが夜型の人なら、次回の記事で
朝に運動できない罪悪感から解放され、
無理せず効果的に運動を続ける方法がわかります。


ぜひ楽しみにしていてください。

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相馬一進【集客に特化した起業支援コンサルタント】 大学卒業後、松坂屋に入社する。その後、退社して起業するが、11業種で失敗。「起業成功のカギは集客にある」と悟り、企業の集客支援を始める。ダライ・ラマ14世や、スティーブン・R.コヴィー博士、リチャード・ブランソン、有森裕子などの講演会の集客を次々と成功させ、1億円超の売上を達成。現在は、起業や集客支援のセミナーを不定期で開催しており、クライアントは200業種以上。世界で上位2%のIQ所有者のみが入会できるMENSAの会員。

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