こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
今日は、取り留めもない、私の悩みを書こうと思います。
あなたは、Amazonの創業者であるジェフ・ベゾスが、
母校プリンストン大学の卒業式で
2010年に話したスピーチの内容をご存知でしょうか?
ここに、その全文が翻訳されています。
リンク : 「才能と選択の違いを知ること」
このスピーチの中で、私が特に共感したのが
幼少期のベゾスが、祖母を泣かした話です。
ベゾスはタバコが体に悪いことを知り、
タバコをずっと吸っている祖母に対して、
「おばあちゃん!
たばこを一口吸うごとに2分寿命が縮まるんだ!
つまりおばあちゃんの寿命は
9年も縮まっていることになるんだよ!」
と言ったのです。
それによって、ベゾスの祖母は
なんと、泣き出してしまいました。
若き日のベゾスは、祖母に「頭がいいね」と
褒めて欲しくて、そう言っただけなのに、
隙のない論理が、祖母を傷つけてしまったのです。
私はこの文章を読んだとき、
思わず共感してしまったのです。
私も昔、論理を突き付けて
母親を泣かせたことがよくあったからです。(苦笑)
完璧な論理は、そこに感情が入る余裕がないため、
時に人を傷つけ、怒らせ、悲しませるのです。
私自身も、自分の人生において、
この幼少期のベゾスと
同じような体験をしたことが何度もあります。
ダイエットをしている人に、
その人の食事法や運動法ではダイエットが
絶対失敗するということを突き付けて、怒りを買ったり。
ビジネスを成功させたいと言っている人に、
努力の方向性が間違っていることを話して、
悲しませてしまったり。
とにかく、色々な失敗をしてきました。
私の場合、幼少期の頃から、
話の中の、論理の穴にすぐに気づいてしまうのですが、
それを人に突きつけるのではなく、
あえて気づかないフリをしてあげるのが
優しさだと、最近は信じています。