こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
起業や副業を始めた人がよく言う悩みがあります。
それは、「自分をプロと名乗っていいのだろうか」
という悩みです。
駆け出しでキャリアが短かったり、
まだお客さんが少なかったりすると、
プロと自称することに抵抗を覚えるのでしょう。
ですが、この悩みについては、
「お客さんに価値提供できるならプロと名乗ればいい」
と私は考えています。
なぜなら、プロと名乗らないと
いつまでもビジネスが始められないからです。
また、本人が気にしているほど
お客さんはプロのレベルの差に気づかないものです。
というのも、良くも悪くも
多くの人はプロの腕のちがいを認識できません。
少し極端に言えば、健康系のユーチューバーも
医学部の大学教授も同じように
「健康に詳しい人なんだ」と捉える人も多くいます。
もちろん、権威性があるとより信用するでしょうが、
どのくらいの知識やスキルがあるのかを
ほとんどの人は見分けられないからです。
これは、たとえて言うのであれば
地上から雲の高さがわからないのに似ているでしょう。
空に浮かぶ雲の中には、
積乱雲のように高度10,000メートル以上に及び
成層圏まで迫るものもあります。
一方で、層雲など高度2000メートル以下の
低い位置に浮かぶ雲もありますよね。
つまり、実際は高さが5倍以上ちがうわけです。
ですが、地上から見上げているほとんどの人は
どちらも同じように「雲が浮いてるなあ」
としか思っていないでしょう。
同様に、ビジネスをしている人を見ると、
「プロなんだなあ」としか思わないのです。
ですから、プロと名乗っても基本的に問題は起こりません。
もっとも、あまりにも知識やスキルがなくて
お客さんに価値提供ができないなら、
プロと自称するのはやめたほうがいいでしょう。
約束した商品・サービスを提供できない場合は、
お客さんのお金や時間を奪うだけになってしまうからです。
ですが、お客さんにある程度の価値提供ができるなら、
堂々とプロと名乗ってビジネスを始めてください。
専門知識のある人は素人からすると
文字通り「雲の上の存在」だと言えます。
雲と雲の高さのちがいを気にしているのは、
本人や同業者だけなのです。
相馬一進