こんにちは。
相馬一進(そうまかずゆき)です。
哲学者セーレン・キェルケゴールが想定した概念の、
「ルサンチマン」をご存知でしょうか?
これは「恨みやねたみの感情」を意味します。
その後、ニーチェもこの言葉を使用したことで
一般的に使われることになりましたよね。
さて、これは私の主観ですが、
自己肯定感が低い人ほどルサンチマンが強いと感じます。
なぜなら、いつも他人の目を気にして生きていて、
禁欲的に自分の欲求や行動を抑えているからです。
ですから、他人の目を気にせずに行動し、
リスクをとって大きなリターンを得ている人が
うらやましくてしょうがないのです。
たとえば、自己肯定感が低い人ほど、
これから退職して起業をしようとしている同僚に対して
ルサンチマンの感情をいだきます。
「どうか、あいつが失敗しますように!」
と考えるわけです。
それどころか、同僚が起業するのを
思いとどまらせようとしてくる人さえいる。
なぜでしょうか?
同僚とちがって、自分が会社をやめるという
リスクをとれないチキンであることを認めたくないし、
行動力がないことも認めたくないからです。
そういった弱い自分に直面化したくない。
ましてや、退職した同僚が成功でもしてしまったら、
会社にとどまっている自分がミジメだからです。
ですから、自己肯定感が低い人はルサンチマンの感情から、
他人の失敗を祈り、成功を妨害するわけです。
こういう人は本当にクソです。
しかし、こういったことはよく起こる。
ですから、もしあなたが会社員で、
これから起業を考えているとしたら、
自己肯定感が低い人にだけは
起業することは言わないほうがいい。
幸せになりたいのであれば、
あなた1人で幸せになればいいのです。
自己肯定感が低くてリスクを恐れる人や
行動できない人は、放っておくのが良策です。
いつの時代も、自己肯定感が低い人たちは
お互いの傷をペロペロとなめ合うだけなので、
あなたはそこに加わる必要はありません。